今日も、社会科の工業製品の学習として、分解活動です。
昨日は、電子ピアノのほうが盛り上がっていたのですが、カメラのほうも小さなねじを精密ドライバーで取る快感が。みんなに走り、「これも、とれる!」「あっ、外れたよ!」の渦が巻き起こりました。こういう活動を進めていながら、つくづくたくさんの部品で出来ていること、巧みに組み立てられていること、驚かされます。
私も含めて、この頃の人は、「商品としての製品」を買い、使いこなすことはしても、中がどんな仕組みになっているか、知ることは、ありません。故障しても、修理することを考えるよりは、どの新しいものを購入するかを考えてしまう...。「これ、ぜーんぶ、人間が作ったんだよね」「ロボットも作るらしいよ」「そのロボットを作ったのも、人間なんだよ」
3週間の教育実習を、今日終えるH先生。まだ学生3年生なのに、とてもとても落ち着いていて、よくよく学んでいたH先生。
僕は、学生のとき、学校教員にならないな・なれないなと、教員になるというリアリティーや意欲を、途中で投げ出していた学生でした。でもね、そんな僕も、教育実習に行き、あの1年1組のちっちゃい子たちと運動会をし、お別れの涙を流し、H小学校の教室で4年生のKちゃんと放課後いろんなおしゃべりをし、銀杏の下でみんなと手を振り、あの養護学校のみんなと蔵王で夜を過ごし、あらためて教員になりたいと思うようになったんです。教育実習の日々は、失敗ばかり思い出されてしまうけど、いやそれゆえに「宝」です。H先生は、どうでしたか?
...いつものようにアルバムをプレゼントし、研究授業のビデオ(DVD)も渡しました。H先生、お元気で。
写真は、分解作業中。手前は、ばらばらになったキーボードです。