昨日へ     2005年10月19日   明日へ

今日は、学習発表会の一回目の本番・校内発表の日です。

衣装も、道具も、照明も、効果も、全部本番です。練習でやっていたのとほぼ同じではありますが、お客さんがいる効果は、本当に大きいものですね。

みんなして、かなりの緊張。まんず、よいことです。緊張したときは、どうすればいいか、みんなにいつも話します。それは、手のひらに、指で...「人」ではなく「○(僕の姓の一つ目の漢字)」を書いて、その手にぶっちゅーってするといいんです。そんな話をすると、ほんの一部にそれを実行する人もいますが、たいていは「そんなのうそだー!」と、ぶははははと和むのです。ほらね、少し元気出たでしょ。いつも通りに伸び伸びできそうでしょ。

初めに、係児童紹介。5・6年生がそろって入場。委員会ごとに分担している係を発表しました。堂々としているって、とても大切。人は、誰がどんな係をしているかよりも、どんな姿でいるかを、よくよく注目するものですからね。

1年生のはじめのことば。これは毎年文句なしに、かわいいんだよなぁ。ああ、今年もいい感じ。一人ひとりの持ち味が光ります。こういう姿って、それこそビデオで撮っておいて、6年生になったら、みんなで見るものですね。

3・4年生は、合唱とリコーダー奏。「見上げてごらん夜の星を」の出だしのセリフは、映画「おもひでぽろぽろ」を思い出させるものでした。去年3年生だった彼らが、4年生になり、少人数の3年生のいいにいちゃんねえちゃんになっていて、またまた惚れ直しましたよ。「bestfriend」は、きっと土曜日の本番で、大人たちにハンカチを使わせることになるでしょう。

1・2年生の劇は「どんぐりと山猫」。元々のストーリーをアレンジしたもの。山猫役のKちゃんがお休みで、Т先生が代役でしたが、なんか違和感がなかったなー。

5・6年生の「桃太郎」。怖い先生が出てきたり、鬼の紹介をする場面では、見ているみんなが「きゃーきゃー」。賢治が出てきても、誰が何をしても、まあ台本作者が喜ぶくらいに、好反応で、本当に感謝です。反応があると、役者は乗ります! 嬉しがるのです。そして、土曜日本番の試写会としての今日。「桃太郎おもしろかったよー」というみんなの情報は、土曜日に向けて保護者の皆さんも巻き込んでいくパワーを生み出すんです。ああ、感謝感謝。

本当は、校内発表をした上での検討会に、僕は参加したかったのですが、体力テストについての説明会に行かねばならないということで、出張。給食を食べて、古川に行きました。

体力テストの説明会。来年度から、体力テストを全児童生徒に全種目実施し、それを記入用紙に記載することにするとの説明。僕は、何となく納得が行かず、質問したり、意見を言ったりしました。

体力低下に対する対策というけれど、運動嫌いをより一層嫌いにさせないか。また、児童生徒数の大きな学校では、全員に複数種のテストをすることは時間的・物理的に難しく、たとえ既に全児童に全テストを実施している学校があったとしても、職員が「全員にしよう」と決めて行うことと、「全員にすべきだ」と規定されることでは、負担の度合いが異なってくるということ。

そもそも、ここのところ「診断」はするけれど「治療」をしないことが、多過ぎです。子どもたちが、のびのびの遊べる時間と場と気持ちのゆとりを保障する(それらを妨げているものを除いていく)ことを、なぜしないのだろうかと、僕は考えます。もっとも遊びとは「ほら、みなさん、必ず遊びなさい!」などと、強制されるものじゃないんですけどね。

写真は、今日撮った劇団一同です。

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