昨日へ     2005年10月24日   明日へ

今日は、土曜日の学習発表会の振替休業日です。

咽が痛くて、熱もあるようですが、北海道に帰る父さんを送って、仙台空港に行くことにしました。少しだけ時間があったので、海を見るために、奥松島に行きました。奥松島は、以前自転車でちゃりちゃりと行けたくらい近いところにあります。家から30分。ああ、そう思うと、学校に行くのと同じくらいだぁ。

昨日とは対照的にいい天気です。20分ばかり自由時間としました。父さんは、砂浜を歩いていきました。僕は、釣り人の近くで腰を下ろして、釣りを眺めていました。咽は痛かったのですが、お日さまを直接浴びるのは気持ちよかったです。ハゼが釣れていました。釣ったおじいさんのいい顔! 釣りは、人を正直にしますねぇ!

松島を通過し、多賀城を通り、蒲生の傍を通って、空港に到着。空港では、駐車することなく、手を振りました。車の中で、「今回の旅では、劇が一番よかった」と、父さんが言ってくれて、嬉しかったな。わざわざ来てくれて、父さん、どうもありがとう。また来てくださいね。

熱があったのですが、せっかく四輪車で仙台に来ているので、ヨドバシカメラに寄りました。紙を買うためです。介護に向かう途中で買うと、重くて嫌なんです。

ヨドバシカメラのレジで、店員さんに細かく質問をし、腕時計を何度も見ながら、いっぱい要求していた紳士がいました。ヨドバシカメラは「接客応対日本一」と、店内のアナウンスを繰り返しているくらいなので、店員さんは一所懸命に応対しています。僕は、レジに並んで待ちながら、その様子を見ていたのですが、紳士がだんだん横柄な話し方になってきたので、あまり愉快ではありませんでした。どうやら修理をするか、ほしい部品を注文しているようです。「いつまで?」「がんばっても?」 そんな紳士のたたみかけるような言葉を聞きながら、僕はこの紳士はどこかの同じような店の店員のような気がしてきました。

そして、考えました。いつもサービスさせられているから、同じようにサービスを受ける(させる)権利があると、思っているんじゃないだろうかと。

無理をさせられて辛いんです。だけど、立場が代われば、同じことを他の人に強いる。相手が辛いことは承知なんです。昔、何かの映画でタクシーの運ちゃんが、休日はタクシーの客になって気晴らしをするというのがありました。「月はどっちにでてる」だったかなぁ。

嫌なら、人にはしなければいいのに、同じことをしている...。高校の部活で、先輩に殴られた人が、翌年同じように後輩を殴るという話を聞いたことがあります。かつて「嫁」としてこき使われて辛かった人が、新たな「嫁」を迎えて「姑」になり、やはり同じことをしている話は、よくドラマなどで目にします。「昔は、こんなもんじゃなかったんですよ!」という言葉から、かつて誰も自分を理解してくれなかったという寂しさが漂います。辛い仕打ちをする人が憎かっただろうに反撃ができず、その怒りをかつての自分と同じ場所にいる人に仕向ける。甘えているようにも感じられます。なぜだろう、こういう連鎖は断ちきれないものでしょうか。

競争の世の中に、「情け」は無用なのかもしれません。「もしもそうしたら、いくらくれるの?」みたいなセリフが頭に浮かびます。相手の痛みを知るということ、知ろうとすること。「理解するなんて無理」なんてセリフも、聞こえてきそうです。若者が「無理!」と言うのを、よく聞きます。それは、きっと大人を見ていてそう思うんだろうな。子どもを管理し「教育」なんかする前に...しながら、大人は自立を、自由を、模索していかなくてはならないんだろうなぁ。あなたは、どう思いますか?

写真は、奥松島の父さんです。

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