今日は、朝から出張です。図工美術研究会の宮城県大会。場所が、県南の柴田町なので、いつも学校に行くよりもずっと早い時刻の電車で出掛けました。7時前なので、電車は空いているかと思っていましたが、全然そんなことはなかったです。通勤・通学電車でした。大勢乗っていて、驚きました。
仙台で乗り換えて、船岡駅を目指します。いつも名取までは乗るものの、夜のことなので、明るい仙台以南は懐かしかったです。船岡駅で降りて、適当に歩きました。白石川の向こうに会場の船迫小学校はあるはずです。例によって、本当に適当に歩きました。川には水鳥が少しだけいました。桜並木は、まだ色づいておらず、そよそよしていました。
やっぱり適当じゃだめですね。何となく学校があるんじゃないかと思っていた方には、学校は見当たらず、路行く人に聞きました。ありがとうございましたと述べて、見ると、小学生が歩いていきます。ああ、付いていけばいいだろな。だらだら坂を上ったら、船迫小学校がありました。
誰かに会うだろうと思っていたら、初任校でお世話になった方に4人も会いました。何年もとんとご無沙汰なのに、普通にお話できるのは、とてもとても嬉しいことです。ある方は「ねぇっ、先生してるの?」なんて、聞いたりしてましたけどね。これもまた、懐かしい感じかな?
体育館での全体会を終えて、授業参観です。僕は、6年生の授業を見ました。未来の自分を描く授業。コンテを使って、更紙に下絵を描くのですが、思った通りに描ける子が多くて、驚きでした。とは言うものの、苦手な子もいます。先生が、どんなふうに指導するのかなぁと見守りました。本当は、他の学年の授業を途中から見るつもりをしていたのですが、苦手な子への指導を見たくて結局2時間6年生教室にいました。先生が「あと5分です」と言う段階でも、その子は辛そうだったので、ついつい声を掛けてしまいました。その子にとって+になればよかったんだけど、どうだったかな?
次の時間は、中学1年生の授業を見ました。今回の研究会のテーマは「小中9年間の図工・美術教育」だったので、中学生の授業も見ることができたんです。肌色作りの授業でした。テーマゆえに感じたことは、小・中の連携は必要であること。小学校でやったことを中学校でする必要はないということ。
お昼になり、歩いて国道沿いのうどん屋に行きました。10月も末なのに、汗ばむ感じ。
午後の分科会・全体会は、授業検討会です。司会の先生が、初任校で一緒だった方だったので「何か質問とかしてね」とあらかじめ言われていたんです。そこで、質問。描く力がうんとあると感じたけれど、普段トレーニングをしているのか。今日は、線描だったけれど、彩色してがっかりすることがある。どんな指導をしているか。更紙をどんどん付け足して、大きな下絵を描いていた。それを、清書で四つ切りに納める必要はあるのか。下絵の大きいものは、のびのびとしていて、素晴らしい。卒業式の会場に貼るなど生かしたい...そんなこと。回答は、予想された通りのものでした。まあ、そんなものでしょう。
元同僚のE先生が僕の帰り方を気にしてくれて、S先生に「載せてってあげてよ」と声を掛けてくれました。そして、S先生の車でおしゃべりしながら船岡駅まで乗せてもらって、手を振り、東北本線をことことと帰りました。白石川で、大きな網を持って、魚を待っている人を見つけました。なんか、嬉しい気持ちになったなー。
写真は、今朝の船岡の橋です。