昨日へ     2005年11月26日   明日へ

今日は、長野へ旅行なんです。連れ合いぴよさんと二人旅です。

朝の電車で仙台に行き、仙台から新幹線で大宮へ。大宮で新幹線を乗り換えて、越後湯沢へ。越後湯沢には、何年前でしょう、埼玉のお爺ちゃんの法事の後、やっぱり今日と同じ土日切符で、ぴよさんと来ました。そのとき泊まった古い宿で、枕元に立つ幽霊(おじいちゃん?)を見た夢を、僕は見たんです。でもね、隣で寝ていたぴよさんも、同じ夢を見ていて、びっくり。「あれは、夢ではなくて...」という思い出の越後湯沢。でも今日は、すぐに乗り換えで、特急はくたかで、直江津に向かいます。途中、高い山々が白く輝いていました。

直江津で少々時間がありました。駅のおそば屋さんで、昼食を取りました。直江津って来たことあったような気がしていたら、能登半島にジーサンバイクで10日くらいツーリングした帰りに寄ったんですね。上越水族館が印象的。僕の水族館ランキングではなかなか上位ですよ。でも、今回は寄らずに、長野行の普通電車でことことことことと行きます。上越教育大学って、こういうところにあるんだねと、ぴよさんとしゃべりながら、ときどき眠りながら、電車はことことです。

今回の旅のために、僕は一冊の本を買いました。『大杉榮の思想形成と「個人主義」』(著者・飛矢崎雅也さん 発行・東信堂)です。僕は、大杉榮に憧れるものを持ちながら、実はよく知らないでいるように感じていました。ことこと電車に揺られながら、ゆっくり本が読める。これは、とてもとても幸せなことです。家で入れたコーヒーをポッドに入れて持ってきました。コーヒーちびちびも幸せです。

長野に着きました。駅前の雰囲気は、八戸に似ていました。今夜の宿泊先は、渋温泉の松屋さんです。長野電鉄で行くのですが、少し時間があり、ぶらぶらとしました。方言が聞こえないかと期待したのですが、あんまりよく分からなかったです。

長野電鉄で、湯田中へ。古い電車です。先頭車両に乗りました。遠くに山々を見ながら、辺りはだんだん暗くなりました。一時間近く揺られて、湯田中駅に降りました。宿の車が迎えに来てくれていました。車から見る渋温泉は、飯坂温泉のような、肘折温泉のような、そんな感じでした。

渋温泉を今回選んだのは、僕です。でも、とくに知識はありませんでした。公衆浴場がいっぱいあると、10 年くらい前に買っていたガイドブックに書いていたので、電話を掛けてみたという具合でした。予約をしてから、ぴよさん用にガイドブックを買ったのですが、これがなかなかいい感じの佇まいじゃないですか。実際に、車から降りて、「あたりだね!」と思いました。ほくほくしました。

宿の方は、予約の電話をしたときも、車で迎えに来てくれたときも、宿に着いたときも、「とても狭い部屋で申し訳ありません」と言います。どんなに狭いんだろうと思ったら、全然! 六畳にもう一間洗面室が付いていました。トイレは妙に狭かったのですが、僕たちにはぴったりという感じでした。ビジネスホテルに慣れているし、玉川温泉の湯治部にも泊まっているしね。

食事まで、少し時間があったので、さっそく宿のお風呂に入りました。「熱いですよ」と言われていたのですが、それほどではありません。遠刈田くらいかな? だから、ちょうどいいというところ。そして、宿の隣にある公衆浴場に行きました。渋温泉の公衆浴場は、九つ。全部入ると「九(苦)を落とす」のだそうです。泉質がそれぞれ違い、効能も違うのだとか。どの湯も、オートロックシステムで、宿で鍵を借りて、入ります。僕たちも鍵を借りたのですが、女湯と男湯は別々。「○○くん(僕ですね)、上がる?」「うん」と合図し合って、次の湯に行きました。ちなみに、桶はあるものの、石鹸などはありません。持ち込むのも、どうやらルール違反のようでした。結局、食事前に3つお風呂に入り、ふー、幸せ!

食事は、部屋食でした。実は、プレゼント旅行なので、食事は奮発したんです。ま・さ・に、ご馳走でした。何よりも、マツタケ! 二人とも、食べたことがないんです。永谷園の「まつたけのお吸い物」が精一杯です。今夜は、マツタケが何本もあり、仲居さんも「取り寄せるのが大変だったんですよ」「今シーズン最後ですね」「焼き過ぎないでくださいね」というくらいでした。僕たち二人して、実はあんまりキノコは好きでないんです。でもね、やっぱりマツタケは、マツタケでした! 生っぽいくらいでさくさくっと食べると、おー!という感じ。そうそう、他のご馳走も、それはそれはご馳走でした。ああ、おいしかった。嬉しかった。

食事の後、また外に出ました。お風呂の鍵はぴよさんに渡し、僕はカメラを持って、雰囲気いい温泉場の写真を撮って歩きました。浴衣を着て、下駄をからんころんからんころん。こんな日は、ああ一人じゃなくてよかったと、つくづく感じます。連れ合いぴよさんに、感謝感謝です。

写真は、渋温泉での一枚です。

昨日へ        明日へ

はじめのページ