昨日へ     2005年11月28日   明日へ

今日は、3学年の校内授業研がある日。またまた授業を見ながら、いろんなことを考えました。授業を見ると、自分のやり方を反省します。そしてまた「こんなふうにやりたい」というアイディアが膨らみます。つくづく独りで仕事をしているわけでないことを、感謝します。一緒に働くみなさんは、ライバルではなく、やっぱり仲間です。共に高め合うんだな、かっこつけてるみたいだけど、嘘はないです。

5年生は、総合的な学習の時間に「食」について研究をしています。秋に、イナゴを捕まえて、調理して食べました。そろそろ個人研究テーマを決めて、それぞれで取り組むことになります。そんな中で、またまたみんなでの経験です。蜂の子食べです。長野駅の売店で売っていたもの。瓶の中には、まさに昆虫がいます。見ているだけで、うははっ!って感じです。

授業としては、「食文化」の学習ということで進めました。「文化」とは、それぞれの「ちがい」。暮らす土地によって、言葉がちがう、これ「文化」。家によって、料理の味付けがちがう、これも「文化」。いろんな「ちがい」があるということは、とても豊かなこと。自分と違っているからといって、見下したりできないもの。カナダ出身のALTの先生は、みんな納豆が食べられなかったけど、僕たちは食べられる人が多い。これも、文化。そんなことを、黒板とノートで授業しました。

そして、ここからが本題。長野に行って、おみやげを買ってきたよという話。もうその段階で、みんなは警戒しています。僕は、紙袋から瓶を取り出しました。そりゃあもう、すごい反応! あえて言うなら、大騒ぎ。

じゃあ、食べてみよう!ということになったものの、正直言って、僕もドキドキです。「まず、○っ○ー、食べてよ!」という、みんなの声。まあ、当然ですな。小皿と、爪楊枝を用意していたのですが、蜂の子をちくっと刺して、口に運んで...

んっ! んまいっ! 生姜風味のためか、イナゴのときの「昆虫感」がまるでなし! こりゃあ、ご飯がほしくなる! 結局ばくばく食べる人と、近づくこともできない人がいました。無理に食べさせるなんてことは、なしですな。授業のまとめは「食文化」。これから、もっともっといろんな「ちがい」を発見し、僕たちの世界を豊かにしてきましょう! ...ということでした。

写真は、蜂の子を食べる前の5年生です。

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