昨日へ     2006年03月17日   明日へ

卒業式です。

いつものことですが、スーツを着た僕はとても珍しく、みんな「うわぁー!」とオーバーアクションです。しかも、髪の毛を久しぶりにワックスでねっぱしたので「ドン小西!」と言われっぱなしです。しかしながら、装いの「うわぁー!」は卒業生ですね。互いにいつもとは違う装いを見ながら、何ともハイになっていて、かわいかったなー。

さて、5年生の最初の仕事は、卒業生に記章とコサージュを付けること。朝の会が終わったあたりを見計らって、6年教室に行きました。誰が誰に付けるなどは、決めていません。みんなで、付けていない人がいないように気を配るのです。しかしながら、6年生に兄ちゃん姉ちゃんがいる人は、やっぱり付ける役ですね。妹にコサージュを付けてもらうときの、何とも緊張するような、くすぐったいような雰囲気、よかったです。

そして、卒業式。卒業生が緊張した面持ちで入場。迎えるのは、1〜5年の在校生と、保護者・来賓、そして職員。体育館の中央を歩いてきて、ステージの卒業生の席に着きます。もう、練習なんかじゃないんです。

卒業証書をもらうとき、会場の中央で、おうちの方に感謝の言葉を述べます。おうちの方は、席から立って、卒業生に向き合うんです。マイクなしで、一人ひとりしっかりと、自分の言葉で、話せたね。ああ、卒業だね。

送る言葉。在校生も卒業生も、名前を呼びつつ、呼ばれつつ、気持ちを交わし合いました。ああ、卒業だぁ〜。退場する背中を見ながら、深〜いため息が出ました。ああ、卒業だぁ〜。

卒業式が終わり、5年生と会場の片付けをしました。毎度のことなんだけど、1年間一緒に過ごしたみんなが、とてもとても愛しくなる時季なんだなー。そんなこと、考えました。

昼から、別会場で「卒業生最後の思い出の会」でした。食事をしながら、保護者の皆さんといっぱい語らいました。卒業生の歌を聞き、芸を見て、昔の写真に笑い、職員も歌。僕は、ギター。あんましうまくいかなくてごめんなさい。

笑顔と卒業生と別れ、学校に戻り、職員異動の内示。春めいた風の中、夕日がゆっくり沈んでいきました。

昨日へ        明日へ

はじめのページを新しく開く