昨日へ     2006年04月14日   明日へ

さあ、1年生も今日から本格授業です。昨日までとは違って、6年生と同じ給食です。昼休みもあります。1年生だけの集団下校はありません。しっかり4時間、勉強するんです。

3時間目は、1年生を迎える会でした。6年生と手を繋いで入場して、全校のみんなの前で自己紹介をします。マイクを手に、名前を言います。好きな食べ物や好きなこと・得意なことなどを言います。教室で練習したとき、「名前を言います。あともう一つ言います。好きな食べ物でも、好きなことでもいいよ」と話しました。すると、食べ物も好きなことも言う子がいたんです。「すごーい、ふたつとも言えるんだね」と僕は言いました。すると、みんなして、やる気出しちゃって、ふたつとも言ったり、得意なことも言ったりしました。「すごーい!」...しかしながら、体育館で全校のみんなの前となると、みんな好きな食べ物だけがほとんどでした。しかも、あれほどいろんな食べ物が出てきていたはずなのに、りんごとみかんとメロンばかりが、なぜか人気なのでした。ああ、パワフルワンダフルな1年生のみんなも、緊張はするのね。何だかフツーな自己紹介になっちゃったことが、残念なような、それでいて、かわいいなぁっていうような、そんな感じ。

1年生を迎える会は、6年生が進めます。去年担任したみんなです。ゲームの進行をしている姿を見ながら、少し遠くにいるような気持ちになりました。

本格初給食は、カレーライスです。体育館から教室に戻る途中で、香りが漂います。「あ〜、あたし、かれー、だぁ〜いすきっ!」「あたしも〜」と、一気にみんなが幸せになります。給食室を覗きます。興味津々とは、こんな場面のこんな表情なんだろうな。そんなみんなの、幸せにすぐなれて、幸せを満喫する姿に、僕もまた幸せになるのでした。2年生と一緒に「いただきまーす」 僕はと言えば、すぐには食べずに、おうちの方の連絡帳のお返事を猛烈ダッシュで書いて、それから「いただきまーす」なのでした。

4時間授業なので、給食を食べ終わったら、さようならもできるのですが、昼休みを取ってから、さようならにすることにしました。なぜなら、みんな5・6年生と遊びたいんです。そんでもって、5・6年生は1年生と遊びたいんです。みんないい感じに過ごしていて、学校っていいもんだなーと、そんなことあらためて感じたのでした。

さて、さようならをして、今日はみんなそれぞれな帰り方。おじいさんおばあさんが迎えに来ていたり、兄ちゃん姉ちゃんを待っていたり、児童館に行ったり。電話でおうちの方を呼ぶ子もいました。公衆電話をちゃんと掛けられるかな?と、僕はエプロン姿のまま、外に出ました。緑の公衆電話です。

大人にとって、電話を掛けることってそんなに難しくなくても、1年生にとってはなかなか難易度が高いです。緑の公衆電話の電話ボックス。1年生が数人並びます。最初の子が、高い位置にある硬貨入れに、10円玉を入れます。並んでいる(囲んでいる)みんなから「さいしょに、とるの!」と声がとびます。「わかってる!」と、少しイライラした声。そして、また10円を入れて、ちゃりーん。「さいしょに、そっちのをとってからー!」 高い位置にある受話器を取ります。それを左の台に置いて、10円をまた入れます。おっ、ちゃりーんっていわなかった! 電話番号をメモした紙を見ながら、プッシュします。これが携帯電話だと、長いんですねー! 途中間違っちゃうんです。2なのに、3を押しちゃって、即座に2を2回押すのですが、「お客様のお掛けになった電話番号は現在...」となっちゃってイライラ! そしてまたチャレンジ。待っているみんなは、応援団になっています。今度は、受話器を取ってから、10円。そしてプッシュ。電話番号の紙を見ながらは、大変。「のっていらないの!」という声がとびます。意味分かります? 「090-2223-...」とメモされているところの「-」です。なーるほど! 大人は電話番号をメモするときに、「090223...」とずらずら書きません。「-」を入れます。でも、電話に「-」というボタンはないんです。ということは、今頑張って応援しているこの子、「-」がなくて困ったことがあるんだー。1年生と一緒にいて、いろんな発見があります。それは、まるで虫眼鏡の世界。普段何とも思わずに見過ごしている風景を、虫眼鏡で見ていたなら、それはそれは身近なのに見たこともない世界! そんな新鮮さ! 1年生にむしろ教えられることの何と多いことか。まだ一週間ですが、僕は感謝感謝なのでした。

電話をうまく掛けられる人も、掛からないんだけど、迎えに来てもらった人も、いろいろでした。おうちの方と、いろいろ話せて、ああよかったな。「さようならー、またらいしゅー」でした。

放課後、高校生が遊びに来てくれました。うんと久しぶり! 先日電話で話したとき「おいでよ」と言いました。そしてすぐに来てくれて、感激。人生、しんどいときも必ずあるけど、乗り越えて強く豊かになる。そんなことを、あらためて教えてもらった思いでした。ありがとうね。

写真は、今日の一年生を迎える会での一コマ。じゃんけん列車をしているところなんだけど、ちょうど一年生と六年生。六年生、後だしじゃない?というところ。

昨日へ        明日へ

はじめのページを新しく開く