昨日へ     2006年04月23日   明日へ

今日は、休日です。疲れはまだ残っています。でも、晴天です。暖かです。家にいるわけにはいきません。

昼過ぎに、セローくんのエンジンを掛けました。そして、久しぶりにモトバン穿いて、オフロードブーツ履いて、山にちょいと入ることしました。

白石で暮らしていた頃は、よく鉢森山にセローくんや、ファンティクで、カモシカやキノコに会いに行きました。松山町にも山はあります。今日は、そこにとことこに入りました。

お気に入りは、牛です。山の上の牧場には牛がいて、みんないつも興味津々のお目目キラキラで、僕を観察するんです。そんな様子を見るだけで、嬉しくなるんだなっ。とことこ行くと、おー、みんなー、げんきー? いました、いました、いてくれました。「んー? だーれー、あんたー?」と、若い牛がやってきます。「通りすがりの人間でしょ」と、冷静を装っている先輩が、それでもちらちらとこちらが気になるようです。「んー? ともだち?」って、ぼのぼのみたいな感じ。僕は「ごめんごめん、会いたくてきたの。用事はないの。またねー」と、人間の言葉で話し掛け、またとことことセローくんを走らせました。山には、花が咲いています。花にも話し掛けましたが、まわりの空き缶を何とかしてくれよーと、笑顔ではありませんでした。ごめんごめん、こりゃ人間の仕業だぁ。

入ったことのない細い道を選びます。それは、きっとどこかに繋がっているはず。スタンディングでハンドルを握り、セローくんに「その先」に連れていってもらいます。不意にお地蔵さんがあったりします。落ち葉でふかふかな道は、セローくん伝いに感じられます。鳥が飛びます。ああ、ごめんごめん。

セローくんは、僕を思ってもいなかった、けれども知っている舗装道路に連れてきてくれました。ほっほー、ここに繋がっているのね。そしてまた、僕は山に入ります。途中、犬を放している人がいました。ごめんなさい。んー、バイクは自然界には相いれないですね。半咲きの桜たちに声援を送り、これまた思ってもいない舗装道路に出ました。ああ、山があってよかったよ。もう20年の付き合いになるセローくんにも感謝感謝の日曜日でした。

写真は、今日の牛くんです。

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