昨日へ     2006年04月29日   明日へ

今日は「教育基本法・憲法改悪の改悪をとめよう!4.29宮城集会」に参加します。昨日、教育基本法の改悪案が国会に上程されてしまったんです。なんとも改悪阻止のリアリティーのある今日なんです。バイクで仙台にぽこぽこ出掛けました。

会場のフォレスト仙台に着いたとき、もう集会は始まっていました。そっと席に着くと、いつも戸田裁判に来てくださる方が、声を掛けてくださいました。ありがたいです。さて、三宅晶子さんの講演です。「教育基本法が変わるとどうなるの?」です。いつも日比谷の教育基本法改悪集会で、三宅さんの話を聞くのですが、講演は初めてでした。教育基本法改悪案についての詳細な説明と資料は、とてもよかったです。僕がメモをしたものの一部をそのまま載せますね。

・「基本理念は維持された」と新聞にはあるけれど、本当にそうだろうか。文言だけ残っているが、意味が逆転してしまっている。
・改正の手続きプロセスそのものが、10条の不当な支配である。
・教育基本法前文には「平和」「個」ということばが繰り返されている。
・「改正案」とは示されていない。「教育基本法案」となっている。新しいものを作るという姿勢。これは憲法についても同じことが言える。
・真理と平和→真理と正義
・個性豊か→伝統を継承し
・(憲法)公共の福祉→公益及び公の秩序
・10条が焦点。
※第十条 (教育行政)教育は、不当な支配に服することなく、国民全体に対し直接に責任を負つて行われるべきものである。 教育行政は、この自覚のもとに、教育の目的を遂行するに必要な諸条件の整備確立を目標として行われなければならない。

...初めはいっぱいメモしていたのですが、聞き入っているうちにメモをしないでしまいました。これまでの三宅さんのお話にもあったことですが、グローバリゼーションの中で、僕たちがどのように生きていくか、生き方そのものが問われているという話でした。気分だけの「改悪反対」では、権力の横暴に飲み込まれてしまいます。

今日ここでは、整理しきれませんが、もう一度きちんと教育基本法の意義、そしてそれがどのように改悪されようとしているか(権力は何を狙っているか)を、整理して表せるようにしますね。ん〜、今日も勉強したなぁ〜。

フォレスト仙台を出て、どうしよう?と考えました。夜は、東北大学有朋寮の集会があります。時間が少しあるんです。今日は、バイクです。なんかボーナスって感じ。僕は、絵本屋さんの「横田や」さんに向かいました。僕は、絵本も、「横田や」さんも、大好きです。1年生のみんなは「せんたくかあちゃん」が大好き。じゃあ、みんなが喜ぶといいなと、ばばばあちゃんのかるたを買いました。僕の好きな長新太さん。...亡くなっちゃったんですよね...「ごめんなさい」という絵本を買いました。なぞなぞの本や、しりとりの本、久しぶりに「母の友」も買いました。絵本代って、結構バカにならないのですが、これはこれから生きるもの。よし!です。まさに小さい幸せですからね。

横田やさんを出て、どこかで夕飯を取ろうとうろうろしました。大学病院近くの台湾料理屋さんに行こうと思いました。子平町に向かう交差点で、Uターンしようと思ったところで、ごろりとバイクを倒してしまいました。一瞬の躊躇が、でかいR1100GSを寝かせてしまったんです。国道45号線です。後ろには車が連なります。ありゃあ!と思いつつ、転がっても回るエンジンを停める僕は冷静でした。ありがたいことに、歩道からたくさんの方がバイクを起こすために駆けつけてくださりました。「意外と軽いね」という声が聞こえました。そう、みなさんのおかげですぐにバイクは起きたんです。いやはや、感謝感謝、そして反省反省です。

信号が変わり、Uターンしようと思えばできたのですが、なんとなくしづらくて、僕は子平町への道を少し上がり、演歌屋さんのところで右折して、また大学病院のほうになんとなく向かいました。木町通りで、「じゃじゃ」という看板を見て、おおっ!と思い、バイクを停めました。そこは、じゃじゃ屋さん。じゃじゃ麺のお店でした。

僕は、盛岡のじゃじゃ麺が大好きです。あのジャンクな中にも文化が輝く感じが、好きなんです。たこ焼き文化と相対するくらいの東北の誇りです。ここのところは忙しくて時間がありませんが、かつては盛岡の白龍でじゃじゃ麺を食べるためだけに、150kmの東北道をバイクで飛ばしたものでした。そんな、大好きな愛しいじゃじゃ麺なのです。

さて、木町通りのじゃじゃやさん。いい感じのさっぱりとしたお店。僕は、選べる味噌をミックスしてもらいました。おっ、来たぞ! 麺はしゃきっと歯ごたえがあります。いいぞ! 味噌もキュウリ、生姜のバランスよく、嬉しい限り! チータンでは、思いの外スープが充実していて、もっと麺を残すんだったーという後悔さえ、呼び起こしたのでした。もう、二重丸です! お金を払うとき、お店のお姉さんが「じゃじゃ麺、食べたこと、あるんですか?」と声を掛けてくださったので、「はい。古川の近くに住んでいるのですが、ときどき食べたくなって、バイクで盛岡に行くくらいですよ。これからは、ここに来ます」と答えました。こちそうさまでした。また来ます。そして、皆さんも、東北大学付属病院の東側、木町通りにある「じゃじゃ屋」さんに、ぜひ足を運んでくださいね。

夕方から、戦災復興記念館で、有朋寮の集会「寮生叩き出しを許さない! 4・29全国集会」でした。声を掛けてくださる方がいっぱいいて嬉しかったな。何より、会場が東北大生、全国の学生、労働者・市民で、いっぱいになり、あふれちゃったことが感激でした。誰かが弾圧されたときは、みんな一人ひとりの人として、駆けつけるんですね。

僕にも発言の機会が回ってきたので、1年生の素敵な姿のことを織り交ぜながら、おかしいことにはおかしいと、うれしいときにはうれしいと、表現し続けることを話しました。おかしいことをおかしいと表現し、権力に媚びないで、弾圧に怯まないで、毎日を暮らしている有朋寮の学生諸君を、これからも応援していきますね。

写真は、昨日の朝、三本木で撮った桜です。

昨日へ        明日へ

はじめのページを新しく開く