昨日へ     2006年07月17日   明日へ

あなたは「〜コンプレックス」ってありますか? ありましたか? 僕は、子どもの頃、やたらと後ろ向きな子どもだったので、自分が嫌いでたまりませんでした。けれども、矛盾しているようだけど、自尊心みたいなのも強く、その矛盾加減が、僕をより一層屈折させていたようにも思えます。

たれ目コンプレックス。小学校時代、同学年の呉服屋さんの息子のお姉ちゃんに「たらめきゃらめる」と言われて、傷付いたのでした。目がたれているっていうことがよくないことと、わざわざ学ぶ機会でもあったのですね。今にしてみれば、そんなことどうでもいいのだけど、小さいことでも傷付くんです。そんな記憶・経験は、今小学校教員をしていて、とても輝く「傷」ですね。そうそう、「たれ目」を気にしていた頃、テレビで中村雅俊さんが活躍していて、「たれ目でも、なかなかいいっしょ!」って思ったのでした。

鼻声コンプレックス。これは、誰かに指摘されたわけじゃないけど、今でも僕は、僕の声が好きじゃないんです。エレキギターやベース的に言うと、リアピックアップに近づけたい感じ。ハスキーな声、憧れ。忌野清志郎さんの声、好きだなー。ボブマーリーも好き。なんで、そういう声が好きかというと、僕がそうじゃないから。それだけかもしれないんだけどね。ああ、中学校時代に好きだった(ある)女の子は、ハスキーな声だったなー。今どうしてるだろうなー、とりあえず40歳ではあるんだよなー。イメージが結構できないもんだなー。

色白コンプレックス。なで肩コンプレックス。これは、ミックスですな。性格的にも、全てに渡って、僕は「弱い」人でした。肌の色は、白というよりは、青白だったんだな。日に焼けないんです...焼けなかったんです。焼けても、ピンクになって、それですぐに取れちゃう。「野生」から、とてもとても遠い少年でした。なで肩なのは、今も変わりませんが、色白なで肩で、弱っちかった。「男らしい」ってやつに、憧れたんですよね。だから、高校生のときの乱読時代、三島由紀夫に賛同する気持ち、ありましたよ! 今もあるかもしれない。そう、それゆえに、ジェンダーフリーに取り組むんです。

扁平足コンプレックス。運動できないコンプレックス。音楽コンプレックス。思春期って、そういうもんなのかもしれません。自分に対する自信を失って、そしてゲットする。与えられたものは、一度捨てて、それから「自分で」手にする。なんか、そんな感じ。

よく鼻をほじっていた僕。母さんが「いろんな人をがっかりさせるから、やめなさい」と言っていた。でも、鼻ほじりは治らなかったですねー。ああそういえば、教室の自分の椅子の座面の裏側に、よく鼻くそをねったつけていたものでした。無神経な僕でも、掃除のために椅子をひっくり返してみて、その鼻くそに驚いたものでした。かちかちでした。その鼻くその山は、気持ち悪くも、少しだけ誇らしげだったかもしれません。妙な達成感があったんですね。さわるとチクチクと高い山脈を連ねていたのでした。

41歳の僕。父さんが41歳の頃って、中学生に僕がなるかどうかってあたり。ふーむ、今の僕に、あんときの僕みたいな息子がいたら、僕はどんな僕だっただろうなぁ。

写真は、先日の田んぼねこです。

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