昨日へ     2006年08月15日   明日へ

朝、テレビを見たら、どのチャンネルでも小泉首相が靖国神社を参拝することを報道していました。

不況に悩んでいたある国のことを思いました。大きな戦争に敗けて、国が荒れていました。不満も増加していました。そんな中、リーダーが登場しました。彼は、いわゆる「分かりやすい」言葉で人気を博し、政府を手中に納めました。自分と意を異にするライバルを追放し、彼を止めることは誰にもできなくなりました。けれども...それゆえ、多くの国民は彼を支持しました。そしてみんなが賛成する中、その国は戦争に突入していきました。たくさんの人を傷つけ、自らも傷つきました。リーダーは孤独な自死によって、責任を取らず、残された国民は、同じ過ちを犯さないことを誓いました。みんなが支持したリーダー、みんなを苦しめたリーダー、その象徴である旗は、犯罪の証し。公に使われることはありません。ヒトラーが「人」ならば、あの世で「ハーケンクロイツ」をはためかせてはいないでしょう。反省してほしいものです。

さて、「あの国」ドイツの近代史は、本当に興味深いものですが、「この国」日本は、どんなものなのでしょう。戦争犯罪者を讚える行為を首相が行い、日本版ハーケンクロイツは公立学校に強制され、民主主義と言われながらもヒトラー・ムッソリーニと並べられた戦争のリーダーは、制度として温存されているんです。僕は、とても恥ずかしい。侍魂に「恥」ってなかったのでしょうか。

小泉首相が靖国に行った後、僕は仙台に向かいます。電車の中で「声」用紙の紙折りします。この夏は、本当に教職員評価制度と闘う夏です。エルパーク仙台で、土井たか子講演会があるんです。講演会の会場前で「声」用紙を配付します。知っている人も知らない人もいろいろです。今朝の電車で紙折りしてよかった! 何とか間に合いました。

土井たか子さんの話には、力付けられます。政治家の言葉には、力がなくてはなりません。「力」とは、説得力です。展望を持てる言葉です。靖国に行ってきた彼からは「雰囲気」だけしか漂わない。イメージだけでなく、全ての人の立場に立とうとする器が欠けている。土井さんの今日の話を聞いていて、僕の考えに間違いはないぞ!と、確信しました。法を遵守するとは、まずもって日本国憲法の理念を実現させることから。今日は、土井さんの話を聴けてよかったです。

昼過ぎに、デモ。「第25回 平和8.15戦争を阻止する母親の行進」です。「戦争を阻止する」とはどういうことか、いろいろ考えながら、歩きました。小泉首相の靖国参拝について、マスコミからインタビューも受けました。

デモの後で、ギター屋を覗きました。沖縄屋さんで、明後日来るお客さんのための買い物をしました。北海道屋さんで、ジンギスカンのタレを買いました。

献血センターに行きました。夏場は血液が足りなくなるのでご協力くださいって言う葉書が届いてることを思い出したんです。今回は、比重はどうかな? 細い血管を探す看護士さんとお話しました。「よかったですね、今日は大丈夫ですよ」 成分献血・血小板。何だかんだ言って、結構時間がかかりました。氷川きよしフアンの知人のために、ポスターをもらいました。なんか、ふーっと一息ですなー。

iBook用の外付けハードディスク(バルク)買いました。夏のうちにしておきたいことは、いっぱいあるけれど、あんましスムーズじゃない感じです。

写真は、昨晩の涌谷のお祭りです。

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