教職員評価制度に反対し、自己評価票を出していない僕に、8月3日に「職務命令書」が出されていました。それは「8月17日までに提出することを命じます」というものでした。今日は、その日です。
朝、すぐにそのことについての確認がありました。僕は、これまで通りであることを伝えました。ドキドキしましたが、すっきりしたようにも感じられました。
僕を「職務命令違反」として、処分する手はずは整いました。きっと、僕を処分したいと思っている人たちは、「正当性」を持つことを確信するのでしょう。「命令」が下されて、それに従わなかったわけですから、まさに「煮ても焼いてもいい」と感じることでしょう。
これまでずっと、この制度に抗することの是非を、考え続けています。大したことではないのではないか。こんなことをしても意味がないのではないか。損なのではないか。飛んで火に入る夏の虫なのではないか。職を失ったらどするか。食べられなくなってもいいのか。子どもたちと一緒に過ごすことができなくていいのか。...そんな不安は、消えません。増しているようにも感じられます。だから...きちんと、まっすぐ、自分に嘘を付かないでいくしかないんだよなと、あらためて思っています。
江戸時代のクリスチャンは、なぜ隠れてまで信仰を続けたのだろう。なぜ、踏み絵を踏んだふりをしなかったのだろう。ああ、手のひらから手の甲へ、杭を打たれるのは、痛かったに違いない。
兵役拒否をした青年たち。「卑怯者!」という罵りに、どうやって耐えたのだろう。塀の中で拷問されるかもしれない、犯してもいない罪をなすりつけられるかもしれない、そんな不安と、どう闘ったのだろう。
故郷に帰ることも許されず、けれども言葉の通じぬ国で、牢獄に閉じこめられている人たち。国境とは、国家とは、人の権利とは?
いろんなことを、まじめに考える夏です。価値ある夏です。
今日の夕方、学生友だちが二人、遊びに来てくれました。4人で、外で、ジンギスカンをしました。七輪と、焚き火台を使って、楽しみました。遅くまで語らいました。僕には、人間の友だちがいて、それがこんなにも嬉しいことなのだと、とても新鮮に感じました。どうもありがとう! また来てね!
稲に穂が出て、花が咲いて、実がなります。昨日の一枚です。