昨日へ     2006年09月24日   明日へ

島本さんの講演会でした。島本さんのこと、よくは知らないで向かった戦災復興記念館。会場は既に満席でした。結論から言って、今日の島本さんほど、理路整然と、しかも心に届く言葉で、しかし冷静沈着、それでいて熱く、語る方を、僕は知りません。すごい!と思いました。本を書く人のしっかりとした道筋は、研究一筋の学者とは、ちょっと違うんだなっ。熱いメッセージをアジテートする闘う人とも、ちょっと違う。僕は、闘い・物言い・あちこち歩く・いっかいの労働者ですが、島本さんのような講演ができたらすごいよなーと、感じました。

いつものように、講演を聴きながら、僕が取ったメモを載せましょう。
・労働規制緩和...命を粗末にする。
・有期雇用...食べていくためには、命令に従わなくてはならない。
・派遣会社は、派遣先がお得意さんになる。そこでトラブルを生む労働者はブラックリストに載る。
・正規雇用は、正規雇用で、我慢する。
・民主主義の根っこは、職場にある。
・かつての戦争...飢餓の体験。これからの日米は、むしろ腹いっぱい喰って、人を殺す。
・爆弾。首を斬りに来る音。
・15年戦争における人肉食。それは戦争だけではない。
・これからも、戦争で繰り返されることが、戦争のエキス。
・殺人と復習という戦争のエキス。
・イラクの自衛隊。「住民がみんな敵に見えた」。かつてと同じ。この心理状態が続く。
・怒りと憎しみ。
・戦争は、戦争請負会社としては、ビジネスチャンス。
・民営アメリカ。現に、イラクのアメリカ会社。
・なぜ9.11の原因を、アメリカは探ろうとしないのか。
・それまでは、アメリカが憎まれていると知らなかった。
・無自覚に兵器を作るという罪。
・現場を見ない「現場主義」とは。
・望みとしてのフランスの運動。
・自分たちが主役であるという自覚。
・主権者意識を取り戻すということ。

僕は、講演に引き込まれ、よくよくメモも取れませんでした。島本さんは、「砂時計のなかで〜薬害エイズ・HIV訴訟の全記録」(河出書房新社)、「ルポ 解雇」(岩波新書)、「戦争で死ぬ、ということ」(岩波新書)という本を書いています。もしよかったら、皆さん、是非読んでみてください。

講演会が終わり、何人かの方と話をして、さあ帰ろうかと思ったところで、青年に呼び止められました。「○○小にいましたよね」という青年は、僕が前の前に仕事していた小学校にいたとのことでした。僕は、担任したわけではないのですが、彼は僕のことを覚えてくれていたんですね。ああ、これぞまさしく「うれし・はずかし」ですな。ああ、あの頃の小学生が、もう青年労働者なんですね。そんな彼と同じ講演を聴けたこと、そして僕に声を掛けてくれたこと...とてもとても嬉しい気持ちでした。

写真は、講演会から家へ帰る途中の一枚です。七つ森を見る田んぼの稲は、黄金色なのでした。

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