早いもので、今年度もターニングポイントです。僕は、早朝の交通安全指導のために、早くに家を出ました。寒い雨の中、珍しく傘をさして立っていました。田んぼは、半分稲刈り済み、半分これからって感じ。朝晩が寒く、そして田んぼを焼いた匂いが、なんとも秋の訪れを感じさせますなあ。
月初めなので、席替えです。それだけで、キャーキャーだね。
ホールで劇の台本読み合わせ。これがなかなか、みんな頑張っているのです。頑張っている姿だけで、感動なのだな。どんなことをするときでも「やる気」があるかないかは、大違いです。
「やる気を出せ」という言いかたは、「愛せ」という命令と一緒で、きちんと伝わらないんだな。というか、かなり無理がある。「おいしいと思え」とか「痛いと感じろ」というのと同じくらい、難しいんです。人間の感情は、その人のものなのです。命令するよりも、そう感じられるような言葉が必要なんだろうな。罰を伴ったものなら、きっと「やる気あるふり」を導くのは、たぶん簡単。けれども、それは「やる気」じゃないんです。そんなこと繰り返していると、嘘付くことになれちゃって、そのうち何が本当で何が嘘か、本人にして見失ってしまうことになりかねません。だから、「やる気」を起こさせたいなら、喚起する環境やことばを準備すべきなんですよね。...とかく、監視管理支配罰則のこの頃、こういうこと、よく感じますよ。
さようならをして、午後休暇を取りました。急いで家に帰り、急いで電車に乗り、急いで裁判所に向かいました。今日は、戸田裁判(「指導力不足」教員として現場排除したことを訴える裁判)の高裁2回目の日だったんです。いつものように法廷を確認し、ロビーで傍聴に来てくだった方を案内します。被告の教育委員会の方は、僕のことはご存知なんですね。僕は、会釈をします。討論するときは、ちゃんと討論します。それゆえ、対話をするための人間関係はきちんと持ちたいです。意見の相違と、好き嫌いを同居させてはなりません。
傍聴席はほどほど埋まり、4時半からの402法廷。開始が若干遅れました。提出されている書類についての確認。そして、次回の調整。次回の調整がなかなかうまく合わず、結果的には今日の裁判のほとんどは日程調整でした。裁判所も弁護士の皆さんも、お忙しいんですね。次回は、12/6の午後1時15分となりました。結審の可能性もあります。ぜひ多くの方の傍聴をお願いします。
傍聴に来た方とぜんざい屋さんに行き、あれこれおしゃべり交流会。ずっといればよかったんですが、ごめんなさい、途中で抜けて、家に帰り、ごはんを食べたのでした。
写真は、昨日に引き続き1985年夏の六ヶ所村・泊の1枚です。