昨日へ     2006年11月03日   明日へ

県教研の日です。僕は、たくさんの資料を積んだ四輪車で向かいます。場所は、仙台南インターそばの茂庭荘です。

僕は「子ども参加・父母・地域共同の学校づくり」という分科会に参加します。レポートは《行動すれば、道が開ける。行動せずに、状況は開かない。〜教職員評価制度本格実施への抵抗〜》です。僕の教職員評価制度導入への反対行動についての報告です。資料付でA4版16ページもの。この他に、昨晩作って、今朝急いで印刷した教育基本法仙台地方公聴会に駆けつけましょうのちらしや、「声」集なども入れました。例によって、盛り沢山! よく「これ無料なんですか?」って言われるんですけど、まさにそんな感じの今日の資料でした。なんせでっかいクリップで止めたくらいですからねー。レポートは、こんな感じです。

《行動すれば、道が開ける。行動せずに、状況は開かない。〜教職員評価制度本格実施への抵抗〜》

○教職員評価制度の導入に反対です。
・2004年度2005年度添付資料参照(ごめんなさい。サイトには載せていません。)

○自己評価票白紙提出をしました。
・初任者研修制度の二の前はゴメンです。「見なし」として素通りさせてはなりません。
・「順法闘争をするべき」という声もありましたが、
 通知・通達における民主主義に疑問を抱きます。

○教職員評価制度に反対することによっての「処分」もあり得ると言われました。
・大変不安でした。けれども、この制度を素通りさせてしまうことはいけないと考えました。
・処分させられないための方策を考えました。
・時間がない中でしたし、教職員評価制度に対する理解は広がっていませんでした。
・通常の署名活動は賛同者数で訴えますが、それは難しいです。
・この制度に対する考えや処分は不当であるという「生の声」を集めて、訴えることを考えました。

○「声」運動を、あらゆる場で進めました。
・教職員評価制度に関心を持つ皆さんへ。
・「いろんな生きかたあっていい」を合い言葉とする別姓を考える会
 (私が15年間携わっています)の会員の皆さんへ。
・8月6日のヒロシマで、戦争反対を訴えて集まった皆さんへ。
・教育基本法改悪反対の運動を進める人たちへ。
・格差社会と闘う、労働組合の皆さんへ。
・学生自治を守ろうとする、学生の皆さんへ。
・私の、親・親戚・メールでしかやりとりをしたことのない友だち...などなど。
・小学校の卒業生と保護者にも。

○宮城県教委に「処分」をしないように訴えに行きました。
・県は関係ない、K町に行くように言われました。判断は、町教委とのことです。
・「声」運動で出会った仲間が、20名駆けつけてくれました。

○K町教委に「処分」をしないように訴えに行きました。
・町では処分するつもりはない。県から丸投げされて迷惑しているとのことでした。
 意見があるなら、県教委にということでした。
・「声」運動で出会った仲間が、17名駆けつけてくれました。
○再び宮城県教委に「処分」をしないように訴えに行きました。
 質問状を送付し、回答を得ました。
・処分は、県教委がするとの見解でした。
・町教委の内申がなければ、県教委として、処分をすることはできないという回答を得ました。
・「声」運動で出会った仲間が、26名駆けつけてくれました。

○2006年10月30日現在、私は処分されていません。闘いは、これからです。
・けれども、教育基本法の改悪が画策されています。
 〈第10条(教育行政)
 1 教育は、不当な支配に服することなく、
  国民全体に対し直接に責任を負つて行われるべきものである。
 2 教育行政は、この自覚のもとに、
  教育の目的を遂行するに必要な諸条件の整備確立を目標として行われなければならない。 〉
 が改悪された場合、教育行政が、支配する側に立ってしまいます。
 私は、教育基本法の改悪を絶対に阻止しなくてはならないと考えています。
・教員免許の更新制度の新設、
 そして現に許してしまっている「長期特別研修制度」「優秀・優良教職員表彰制度」、
 それらが「教職員の資質向上」「学校の活性化」を挙げながら、
 実のところ自死・過労死・精神疾患を増やしていることを、これからも訴えつつ、
 この教職員評価制度の撤廃を、
 闘う仲間・地域の父母子どもたちと進めていきたいと考えています。

※これまでの主な経過
2004年度教職員評価制度試行:評価票白紙提出(目標・意見など添付)
2005年度教職員評価制度試行:評価票白紙提出(目標・意見など添付)
2006年度教職員評価制度導入:評価票白紙提出
5.31. 校長面談...昨年同様白紙とすることを伝える。やめたほうがよいと説得を受ける。
6.08. 校長面談...教育事務所長学校訪問日。昨年同様では大変なことになると説得を受ける。
6.09. 校長面談...こんなことに命を賭けてはならないと説得を受ける。
6.13. 教育長来校・面談、校長面談...大したことない制度だからと説得を受ける。
6.29. 教育長呼び出し・面談、校長面談...法令で決まっているのだと説得を受ける。
7.15. 「声」運動スタート。
7.28. 新たな勤務評定『教職員評価制度』を許すな 緊急集会
7.30. 「声」第1集発行(74名分の「声」)
8.03. 校長より「職務命令書」...17日までに提出することを命じる。
8.09. 「声」第2集発行(93名分の「声」。通算167名)
8.09. 県教委申し入れ行動...20名参加
8.17. 職務命令書にある提出期限、校長面談...昨年同様白紙とすることを伝える。
8.18. K町教委申し入れ行動...17名参加
8.27. 「声」第3集発行(34名分の「声」。通算201名)
8.28. 県教委申し入れ行動...26名参加
9.30. 〈新しい教職員評価制度についてのアンケート調査報告書〉分析学習会part1

僕のレポート発表は、午前でした。お昼ご飯を食べて、午後の講演会に参加します。講師は、横浜市立大学の中西新太郎さん。演題は「子ども・青年とともに21世紀をどう作るか〜憲法・教育基本法と現代若者論」でした。会場は、びっちりでした。若者論についてのお話がとても興味深かったです。顔をあげて講演を聞いていたのですが、幾つかメモをしました。こんな感じです。
・「今、子どもたちに問題が生じるのは、力がないからだ」という考え方。そのおかしさ。
・学校を選ぶ。けれども、学校も選ぶ。来てほしくない人には来てほしくない。
・教育基本法は「平等」。改憲は、平等を破壊する。
・「自立」への国家からの要求。手がかからない人。「甘えるな」という考え方。
・戦争ではないけれど、戦場の中にある。
・共にここにいるという共同・文化・地盤。それらがなければ、コミュニケーションは成り立たない。

やっぱり「現場」を持つか持たないか持とうとするかしないか...は、大きな違いだと感じました。何の違いかというと、信用できるかできないかということ。現場・地べた・匂い...に接することない「想像」は、所詮「妄想」と「思い込み」にしか過ぎません。伝聞ではなく、ちゃんと自分で見て感じて、そこで思う。そういう生の人間活動を、僕は信用します。たとえば、世襲制という封建社会の中でいつの間にか、または当然のように、椅子に座っている人は、信用できない。信用できない人のきれい事には付き合えない。ましてや、命を預けることなどできっこないのです。

夕方の「子ども参加・父母・地域共同の学校づくり」分科会に参加しました。私立学校のことが分かって、よかったです。

夜、特別分科会「教職員評価・管理と学校作り」です。例年通り、1番に部屋に入り、席を取ります。ど真ん中です。そして、持ってきた資料を置きます。

若い頃歯、キャンキャンと思いついたことは言わなくては済まなかった僕ですが、いやはや役職に就くこともなくずっと個人で発言し続けて、鍛えられているんですね。まずは、いろんな発言をじっと聞くことができました。みんな、教職員評価制度には反対なんです。しかしながら、僕がずっと問ういるのは、それに抵抗するのか、素通りさせるのかというところなんです。僕の抵抗の仕方がベストではないかもしれません。けれども、「反対している」と言いながら、実施している行政にしてみれば「何の抵抗もなくスムーズ」と思われている実態もあります。「反対」は「行動」を伴わないと、祈っているだけになってしまいかねません。そのへんの危惧が、僕にはとても大きいのです。いろいろ聞いていると「この制度はどうしようもないものだ」「充分機能していない」「破綻している」。そんな発言が多いです。まあ、そうなのだと思います。そのへんで僕は発言しました。

どうしようもなくて、破綻している制度だから、適当にやればいい...そのうち形骸化する...というのは、間違っていると思います。この制度の背景には、「指導力不足」教員!というレッテル貼りをする制度が脅威としてあるんです。黙っていて消えるものではないし、事実脅威としてあるんです。今日参加している人には脅威ではないかもしれません。けれども、脅威を感じている人が、孤立して、いるかもしれない。その事実が大事。そういう人がいないとは、私は言えないです。パワーハラスメントの温床です。また、「父母と共同」とか「子どもが主人公」という言いかたは、よく聞くことですが、父母が評価をすればいいのでしょうか。子どもの評価はよいのでしょうか。私は、この制度はきちんとなくしていかなければならないと思います。黙っていて消えるものなんかじゃないです。

僕に賛成する意見も、そんなことないという意見もありました。そりゃあ、いろんな意見がありますよね。今更がっかりしません。僕は、これからも自分で行動し、自分で感じ考え、そして行動し続けるだけですね。

深夜、ブルーハーツを聴きながら家に帰り着いたのでした。ずいぶん寒くなったね。

写真は、1日の校庭の花です。野の花の実。この種が、冬を越すんですね。

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