昨日へ     2006年11月11日   明日へ

朝は、中学生とのお泊まり会の一室で迎えました。

昨夜は、3時過ぎに寝たのに、ちゃんと6時過ぎには起きてしまうんですね。「おはようございます!」とみんなのところに行くと、みんなぐったりしていました。まあ、そうだろうね。

食堂に行きました。どうしようかと思いましたが、別の利用者の皆さんに、でっかい声で謝りました。「昨晩は、遅くまでうるさくしてしまい、誠に申し訳ありませんでした!」 体育会系の声で謝罪しました。団体ごとにしました。高校の部活顧問の方は、にこにこしていました。ちょっと出過ぎた感じの僕の行動だったかもしれませんが、昨晩保護者の方と飲みながら話していたとき「やっぱり、はっきり叱る・はっきり褒める・はっきり謝る...ですよ」なんて言った僕でしたし、「子どもは、大人を見て育つからねぇ」と言っていた僕だったので、なんというか、そのまんまにしたくなかったんです。こそこそしながら食事するのが、だいたいにして嫌だしね。

食事を作っている方は、学校関係でした。挨拶しました。高校生の保護者の方とお話できたのは、とても幸いでした。ああ、人間関係って大切だね。

部屋に戻って、中学生がなんかしゃべるって感じに集められたのですが、もじもじでした。そこで僕がリクエストしました。中学生になってよかったことと、これから頑張ることを言ってください。すると、一人ひとり、それぞれの言葉で話してくれました。ありがとうね。僕は、感謝を述べて、交流施設を出ました。体の疲労はあります。睡眠不足でもあります。でも、いい時間でした。とても感謝です。小学校教員をしていて、よかったな。

車で家に帰ります。雨模様です。車を家に置き、荷物の整理をして、今度は仙台です。ある市民センターの企画に僕も関わっているんです。今日は、その当日です。電車で仙台に行き、地下鉄でセンターに向かいます。

僕がジェンダーフリーのワークショップや講演をするようになって、もう10年以上がたちます。早いものです。最初は、何をしていいか分からず大変でした。男性学のときは年齢がいろいろであることに困ったり、セクシャリティーのときは参加者の求めているものの多様性に悩みました。けれども、そういう一つひとつは、全部僕の糧になっていて、まさに経験を重ねることができたこれまででした。さて、今日もジェンダーフリー、女らしさ・男らしさよりも、自分らしさを大切にしようというワークショップです。ただし、基本的に進めるのは学生諸君。僕は、準備段階のアドバイザーと、今日の企画の座談会ファシリテーターです。どんな時間を過ごせるかなと、わくわく。

会場で、打ち合わせ。僕は、今頃になって、筆ペンで今日のレジュメみたいな、問題集みたいなのを作ります。そして、センターの館長さんとお話。今回は、グループごとに、外に出て、散歩しながらいろいろ発見し、戻ってきてから、それを発表し合い、雑誌写真のコラージュを作り、人型にいろいろ書くワークショップして、それからまとめの座談会という、盛りだくさん企画。これを、3時間でやるスケジュールです。

はじめ参加者がなかなか集まらず、スタッフの学生は心配そう。雨も降ってきて、ああどうなるんだろう。でも、なんだかんだ言って参加者があり、雨の中でいろいろ発見してきて、みんなそれぞれにいろんな見方をしていることが分かり、おもしろかったですね。コラージュワークショップでは、若者ゆえに「タイプ」とか「そそる」とか、そんな話題でいろいろ考えるヒントが出せました。結局、充実し過ぎで時間がなくて、人型ワークショップはなし。座談会となりました。

今回は、本当に僕があれこれ言うことなく、みんながいろいろ話してくれるので、楽なような、これでいいのか?っていうような、そんな感じでした。いつものように、紋切り型のおりこうさんには、挑発的に質問をし、定型句で安住することを許さない、揺さぶり仕事を試みるのですが、時間が足りなかったですね。う〜む、仕事的自己評価は低いです。でも、みんな満足しているようだったので、それはよかったんだな。ファシリテーターってことで、僕にはギャラが出ていましたが、若者たちのごくろうさん会代として半分以上をカンパしました。今日は、企画運営を頑張った学生諸君の作品だよっ! そんな感じ。だから、拍手拍手!

市民センターを後にして、エルパーク仙台に向かいます。今日は、別姓を考える会の相談会。珍しく夜の部だったんです。市民センターの企画があるから行けないと思うと伝えていたものの、やっぱり行きましょう!と、夜の雨に光る道を行きました。けれども、誰もいなくて、どうやら早くに店じまい。僕は、ゆっくりと駅まで歩き、夜の電車で家に帰ったのでした。

写真は、昨日のサツマイモほりでの一枚です。

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