昨日へ     2006年11月20日   明日へ

先日、朝日新聞社「声」欄に投稿したのですが、どうやら採用されないようなので、ここに載せちゃいますね。こんなこと書きました。

 「家庭教育の強化」のため教育基本法を変える、という言い方をよく聞く。どういうことだろう。家庭での「教育のやり方」が定められるのか。目標が掲げられ、ルールができ、表彰や罰ができるということか。そしてそれは、みんなを幸せにするのだろうか。
 子育て。子どもは試行錯誤し、保護者も試行錯誤する。これはたぶん原始時代から変わらないこと。いろんな出来事全てが、子どもも保護者も豊かにするのだと思う。「楽勝子育て」は、きっとない。裏技もない。
 しかし、多くの人が子育てに悩んでいるのは、事実。そんな悩みを「家庭教育の強化」は、改善するのだろうか。「ちゃんとやりなさい」と語気を強め、規範通りでない「家庭教育」を批難する、そんな恐怖政治にならないか。いくら正しいことでも強制しては「教育」ではない。
 もうすぐ十二月。全ての子が、クリスマスプレゼントをもらえるといいなと思う。「家庭教育の強化」を振りかざすよりも先に、重大な格差社会を何とかすべきだ。保護者の給料のことを気遣い、遠慮し、密かに傷つく子どもたち。競争社会激化時代に合う教育基本法が作られるとするなら、今ある課題は改善されないにちがいない。

写真は、8日の仙台ホテル前での1枚です。

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