昨日へ     2006年12月04日   明日へ

ひとは、自分の体温を、体温計に聞きます。生きている今が朝なのか昼なのかも、時計に聞き、季節もカレンダーに委ねます。今日どんなことがあったかは、ニュースが決めてくれます。運命を占い師に聞くことを、愚かというなら、委ね過ぎることを恥じるべきです。ひとは、まだまだ支配されることをやめないのです。

そのひとがどんなひとなのか、持っている「資格」で分かった気になります。「免許」のあるなしで、そのひとの権利がかわります。ときに行動を制限されたり禁じられたりします。すなわち、制限したり禁じたりします。

運転している車が、誰かが決めた制限速度を越えたかどうか、それは何やらマシンに委ねられます。そして、そのマシンの決定が、その人の暮らしを大きく左右します。酒を飲み、それによって運転することが困難なのかどうか、格別問題がなくても、その「可能性がある」と疑われるだけで、しかもこれまたマシンによって、ひとは拘束されたりします。ああ、マシンだらけだ。体の重さも、心臓の鼓動も、体の脂や骨に至るまで、マシンに判断してもらっている。ときに、脳みそまで覗かれて、そしてマシンの弾いた数値に一喜一憂しているのです。ああ、マシンさま!

ひとは、どんどん不自由になっているのに、支配されることに尻尾を振っているかもしれません。だって、自分で判断するのは心細いから。ああ、支配されていないと心配でたまらない。

僕は、これからもひとであり続けようと思うのですが、支配されない自由を、切望しています。自由って、気持ちよいことなのに、ひとはそろそろ「自由」を気持ちよく感じないように「進化」しているのかもしれません。

写真は、昨日の反核燃ライブ・ホッピー一族の皆さんです。ドラムさん・ベースさん・ダンサーさん、ごめんなさいです。

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