昨日へ     2007年04月05日   明日へ

今日は、研修の日です。これまで県図書館で、郷土史の研究を積んできましたが、今回から県美術館に行くことにしました。ここのところ、美術系の創作意欲もむくむくしていて、子どもたちと共に僕自身も創作を楽しむことが大切って感じているんです。

電車で仙台に行き、青葉台行きの懐かしいバスで美術館に向かいました。国際センターで下りて、春の日差しを浴びながら、美術館へ。目的は「創作室の見学」です。県民みんなに開かれたアトリエなのだろうと考えて、向かいました。受け付けの方に話し、そして創作室へ。そこにいた方に話し掛けたところ、スタッフではなくて、実際に創作をしていた方でした。スタッフの方に話を聞きました。創作室1では、絵を描いている方、版画(?)を作っている方がいました。大きなエッチングプレス機が心に残ります。ああ、高校生の僕なら、すぐに材料を持ってくるな! 創作室2では、鉄で製作している先生がいらっしゃいました。ガスバーナーで溶接するのって、憧れ。しばらく見学させてもらいました。「何をしたいかを持ってきなさい」と言われました。今度は、ぜひ創作活動のために来ましょう。

歩いて駅方向に戻りました。二高の大きな橋を歩いて渡ったのは、学生のとき以来かもしれません。西公園の桜はまだ咲いていませんでした。でも、春でした。

今日、時間があり、春だなーと思い、床屋に入ってみました。ぼさぼさの髪は、僕が自分で適当に切ったものです。たいてい飲んだ勢いでやっちゃうので、かなり適当なアナーキーなヘアスタイルです。おまけに自分でブリーチしたり、染めたりするので、すごいんです。髪は若い頃と比べて細くなった事もあり、ボリュームは減ったものの、少し透いたほうがいいなーって感じでした。

床屋さんで「どのようにします?」と言われました。見本を持ってきてもらいました。結局のところ、後ろに伸びた髪を切るか切らないかですね。回答ははっきりしています。「後ろを結べるようにお願いします」です。せっかくだから、プロに髪を染めてもらいましょう。うんと茶色いのと、そうでもないのと、黒にかなり近いものという選択でした。黒に近いものはパスです。結局、真ん中を取りました。ちょろちょろ伸ばしていた髭も全部剃ってもらいました。ま、髭はすぐに生えるからねー。肩もみしてもらうのが、とても幸せ。さて、出来上がり! ん? なんと後ろの髪が短過ぎて、結べないじゃないですか! 僕ががしがし切ったため、頭の上のほうの髪がとても短いんです。それに合わせたんでしょうね、ちょんまげが結えない、何ともフツーっぽい僕になっちゃったのでした。染めた色も、僕としてはかなり濃いです。

若い頃の僕なら、きっとがっかりしたことでしょう。「自分らしさ」を奪われた感覚を抱いたのではないでしょうか。フツーという「流れ」に飲まれてしまったり、自分を何者かに委ねてしまったり、「大人」になって若さを捨てたり諦めたり...僕はしたくないんです。だからなんだと思います。服装も、ヘアスタイルも、乗り物も、生き方も、頑張って突っ張ってきています。でもね、この頃思うんです。もう突っ張らなくっても、頑張らなくっても、自然体でも十分に「フツー」じゃないんだよねって。40歳を過ぎて、僕は相変わらず迷ったり、困ったり、反省したり、自信失ったりするのですが、このまんまで大丈夫。完成しきらない自分のまま、日々の移ろいの中で、まだまだ旅を続けよう!って感じ。だから、髪の毛が結べなくなっちゃったって出来事も、ちゃんと楽しめそうです。そのうち髪も伸びるだろうしね。

髪の毛を切っちゃった勢いで、懸案だったギターを買っちゃいました。アコースティックギターもベースも複数台あるんです。でも、電気を通すギターは、fenderジャパンのテレキャスターだけ。ここのところ、エレキばっかりいじっている僕は、もう一本あっていいなぁと思っていました。いつもいつもギター屋さんをパトロールして、あれこれ考えていました。先日も中古のGRETSCHを手に取ったりしました。でも、重くないのがほしいんです。今日、Gibsonのレスポールジュニアダブルカッタウェ(p90)を買っちゃいました。黄色いやつです。軽くて、シンプルで、音は太かった! 試奏させてもらうときは、家と似ている15vの小さいアンプに繋いでもらいました。よしっ!って気持ち。ちょっと高かったけど、よしっ!です。

何となく、春! スタートって気持ちです。そう言えば、42歳の僕は、就職して満18年です。これから18年間仕事をしたら、ぴったり60歳。60歳後も教員の仕事ができればいいんだけど、60歳までと考えると、まさにこの4月がターニングポイントです。これからが後半ってわけです。帯をぎゅっとして、気合い入れていきましょう。

写真は、今日の仙台の猫です。

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