昨日へ     2007年05月03日   明日へ

本当は憲法の日なので、いろいろと活動予定が入っていましたが、ごめんなさい。僕は、バイクでお出掛けです。

旅支度はお手の物。ぱぱっと用意しました。バイク旅でもついついiBookを持っていく僕でしたが、今日は持ちません。テントとシュラフとカメラとPHSと地図。雨具も常に着ているので、持ちません。下着の替えと、歯ブラシと髪の毛のブラシ。頑張れば、いつものカメラバッグの他もタンクバッグに入っちゃうくらいなのですが、連れ合いぴよさんのシュラフとヘルメットを持ち、2人入れる1番古いテント(1985年に仙台のICI石井で買ったやつ)も積んでいくので、結局パニアバッグをフル装備です。ぴよさんはというと、途中まで電車旅。高速道路を降りたところで合流というわけです。目的地はというと青森です。青森県美術館で待ち合わせ。

一昨年のこの時期、僕は独りで津軽半島ツーリングをしたんです。蟹田でトゲクリカニを食べて、そのあいしさに感動。テントを張った公園では、キャンピングカーに誘われて、談笑。竜飛を回って、帰ってきたのでした。いつものようにあちこち写真を撮ったものの、間違えて消去してしまい、がっかりでした。そんな思い出の津軽にまた行こうと思ったのです。

高速道路は、お金もかかるし、まさに拘束道路。気ままに停車できないものですから、好きではありません。僕は、田尻を通り、高清水から国道4号線に乗り、ことことと北上しました。本当はよくないんだけど、iPodshuffleで音楽を聴きながら。アンジェラアキやジュディーアンドマリーやチャットモンチー、スピッツなんかを聴きながら、ふふんとバイクぶんぶん。毛越寺のところでは、平安行列が始まるところでした。うんとは渋滞しませんが、ま、のろのろと行くんですな。

2時あたりで青森県美術館でぴよさんと合流できるといいなと思っていました。できれば、盛岡でジャジャ麺を食べて、そこから高速に乗ろうと思っていましたが、時間切れの予感。北上から高速道路に拘束されました。紫波のパーキングで、ジャジャ麺を食べましたが、元々期待していないけど、少しがっかり。今度、自分で肉味噌を作ってみましょう。
青森で高速から解放されて、三内丸山ですぐに美術館。ここんとこ、とっても創作意欲があるんです。懐妊している感じ。僕のお腹にナイフの先っぽがあたったら、マリモ羊羹みたいにぷるんっと、なにものかが出てくる感じです。大きな絵も描きたいし、立体造形もしたいんです。差し当たり、いつも描いている楽器を奏でる動物たちを紙粘土で作ってみようかと考えています。

美術館でぴよさんと合流しました。常設展を観ました。シャガールは、やっぱりシャガールね。中学生のときに、札幌の近代美術館でアルルカンに出会ってから、僕の中でずっと彼は蒼い中で暮らし続けています。

奈良美智さん。ブッチャーズのCDを買ったら、歌詞カードの裏が奈良さんの絵。僕のiMacのすぐ横に貼りました。毎日眺めています。ここのところ、奈良さんへの関心が高まっている僕です。ある意味、こんなんでいいんですよねっ先輩って、話し掛ける気持ちでいるのです。今回、奈良さんの青森犬を見るのを楽しみにしていました。触りたかったんです。でも、触れないのね。少し残念。

棟方志功。ああ、棟方志功! 木版画少年だった僕は、今よりもかなり神経質で細かい人でした。今おじさんになった僕は、どんな木版画を作るだろうかと、また創作意欲が湧きます。

寺山修司。映像がちょっぴり。やっぱり三沢に行くべきですね。寺山修司記念館はしばらく行ってないから、また行かなくちゃね。

さて、そろそろ蟹田を目指しましょう。タンデムでそろりそろりと走り始めます。GSクマゲラ号は、そろりそろりと走っているつもりでも、素知らぬ顔で80km/hオーバーなので、注意が必要。安定著しいので、頼もしいんですけどね。バイクで蟹田にはすぐに着きました。一昨年、カニを買ったフェリー埠頭に行きました。まずは、明日のフェリーの予約。明日は、下北半島・脇野沢に上陸する予定なんです。ほっ、よかった、空いていた! でも、カニは売り切れでした。仕方ないので、途中で見かけた道端のカニ屋さんに行きましょう。一袋で1000円。小さいけど、いっぱい入っています。そして、なんと明日でトゲクリカニはおしまいとのこと。いやはや、セーフでしたね。蟹田のスーパーで他にあれこれと食べ物を買いました。ビールはどーんと1リットル缶。そしてまた、バイクで北上です。

竜飛までもう少しというところ・鋳釜崎で、テントを張りました。前回泊まった鋳釜崎です。明日は蟹田からフェリーに乗るので、蟹田で泊まってもよいのですが、人家の少ないところのほうがいいんです。テント泊の楽しみは、焚き火。迷惑かけにくくて、しかもいい感じに木々が落ちているところがいいんです。前回泊まったところは、コンクリートのかまどがあり、すぐそばに水道があり、バイクからも離れてなくて、よいのでした。

さっそくテントを張りました。ぴよさんが、山菜を採っている人とおしゃべりしながら、桜の枝をいっぱい拾ってきました。いやはや、忘れ物! テントのフライシートを持ってきませんでした。まあ、雨は降らなさそうですが、朝露もバカにはなりません。東屋みたいなところにテントを移動させました。コンクリートの上なので、ちょっとごつごつ。でも、まあこれも旅だぁ。

焚き火を始めたら、辺りが暗くなり始めます。炎が音を立てます。炎が消えないようにいじりながら、カニを食べます。甲羅をはがして、みそを人さし指でべろんととって、口に入れると、じゅわぁ〜っと、幸せが広がります。脚は細いです。薄い殻は、そのままがしがしとかじりました。濃い味です。トゲクリカニは、この濃密なところがいいんだな。タラバなんかだと、ダイナミックさが売り。大ジョッキのビールをぐいぐいやる感じ。トゲクリカニは、ウイスキーです。氷も水もいらないね。小さいグラスに、ぴかぴかのウイスキー。そいつを、くいーっとやる感じ。ああ、幸せ。

夜も深まり、眠ることにしましたが、コンクリートの上はやはり寒かったです。僕は、夏用コンパクトシュラフにぺらぺらシュラフカバー。マットは持ってくるものですなー。

写真は、そんな今日の津軽の夜です。

昨日へ        明日へ

はじめのページを新しく開く