昨日へ     2007年05月04日   明日へ

津軽半島で目を覚ましました。カニの食べ過ぎのためか、何度もトイレに行きました。げっぷも、カニの匂い。幸せなんだけど、快適ではないですね。

テントを片付ける前に、カメラを持って、散歩をしてきました。歩くと見えるものって、あるんです。ああ、若い頃の歩き旅が懐かしいです。あの頃の、束縛されない時間を取り戻したい気持ちが少しだけあります。ま、そんなこと言ったら「仕事を辞めればいいんだよ」って言われそうですが、僕は小学校教員という仕事がとても好きなので、辞めることはありません。

テントを撤収し、昨日来た道を蟹田に戻ります。フェリーに乗船。久しぶりの船だなって、GSクマゲラ号も思っていたことでしょう。徒歩で乗船する連れ合いぴよさんがなかなか現れず、ドキドキしました。一緒旅なんだけど、ところどころ別行動っていうのは、いつものことなんだけど、よいときも心配になるときもあるものですね。

陸奥湾を西から東へ。脇野沢の鯛島を西から見ることはこれまでなかったですね。とても新鮮でした。そして、脇野沢でのいろんな思い出を振り返りました。もう20年前になります。僕は、ここでテントを張ったんですよね。ああ、いろんなことあったな。

脇野沢に上陸して、連れ合いぴよさんは観光船に乗ることにしました。仏ケ浦を見ながら、佐井までの観光船です。今度はフェリーではないので、僕はバイクで陸路・佐井を目指します。

脇野沢でガソリンを入れないと、佐井まで持ちそうにありません。ガソリンスタンドを探して走りました。なかなか見つからず、行ったり来たり。バス停の待合室は、前回ぴよさんと来たとき、僕が昼ねをしたところ。そうそう、あのときぴよさんは仏ケ浦がとても気に入ったようでした。そんなことを思いながら走って、ああった、ガソリンスタンド。給油して、僕はそのまま山に入っていきました。

湯野川温泉で時間がありそうだなと、温泉に入りました。映画「飢餓海峡」の舞台になったということろです。タオルだけ持って、入りました。癖のない素直な温泉でした。露天風呂は「かじかの湯」と名付けられていました。川沿いの露天風呂です。行ってみたら、あらびっくり。カジカガエルが、きゅるきゅると鳴いていました。僕は、玉石を転がすようなカジカカエルの声がとても好きです。人間にしてみると、水色の浴衣が似合う細身の女性という感じ。さわやかで饒舌じゃない感じ。好き。

風呂を上がって、また山道を行きます。道の回りにはまだ雪が残っています。ダートかと思っていたら、舗装なんですね。ぐるぐると回るようなアップダウンロード。下北半島の西側はこんな道ばかりですね。そんでもって、東側は景色が変わらないようなまっすぐ道。対照的です。

佐井に着きました。フェリー埠頭の待合室みたいなところで、すぐに会えました。PHSはほとんど圏外なので使えませんが、そんなに困りません。慣れちゃうときっと困るんだろうな。

タンデムでまずは大間に向かいます。大間原子力発電所の工事はかなり進んでいました。丘の上に、大きな送電線用の鉄塔が立っていました。けれども、線はないので、とても変な感じがしました。これも既成事実を重ねて、反対する人を諦めさせるための方策なのかもしれません。後ろの森には「原発反対」とありましたが、僕たちは表現し続けることを辞めてはならないですね。あちこちカメラで撮りました。じろじろ見られても、関係なしです。

大間崎には、とてもたくさんの観光客! テントサイトのところも車が溢れていました。あちこちでタコの足を焼いた匂いが漂ったり、お土産屋さんの声が響いていたり。あれこれ2人で迷いましたが、結局まぐろ弁当とサザエ&ホタテの串焼きを買って、浜で食べました。風が強かったねー。カモメが狙いにくるしね。

大間を後にして、下風呂温泉です。今日泊まるのは「佐々木旅館」さん。新湯のすぐ前です。きさくな感じ、まさにアットホーム。すぐにお風呂に入りました。ああ、下風呂のお湯はいいよ。硫黄系なんだけど、ぎんぎんしていないんです。エフェクターが必要ないエレキギターって感じ。言葉は少なくでもしっかり!って感じ。ずんとくるね。いいお湯です。
夕飯までの時間、ぴよさんとお散歩しました。散歩をする権利という人権って、あっていいよね。世界のみんなが、ゆったりとした時間を過ごすことができたなら、きっと平和になるよ。戦争を止めるためには、戦争をしそうな人たちを下風呂温泉に入れちゃえばいいんだな。そんで、一切の「仕事」を禁止するの。そしたらきっと、世の中よくなると思うよ。温泉は地球を救う!だなっ。

さて、夕飯です。部屋食です。いやはや、予想はしていたけれど、海のものづくし! すごい! 食べるという仕事にいそしみました。ああ、おいしかった! 幸せだー。昨日とは違って、暖かな布団で眠る下北の夜でした。

写真は、大間の僕とぴよさんです。

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