苫小牧行きフェリーの寝台で目を覚ましました。一瞬、ここがどこだか分からなかった感じです。
先日から上唇に吹き出物ができて、大変です。しょっちゅう血を出して、なかなか治りません。ヘルペスって奴なんでしょう。疲れがたまったりしているのでしょうか。実のところ、今学期末は全然食欲がなくなり、お酒を1週間ほど飲まなかったりしました。体重も増えたり減ったり。なかなかでした...。ふぅ〜、いろいろあるんです、心配なこと、反省すること、落ち込むこと...。でも、それが人生なんだろな。
昨晩、バイキングだからと普段食べ慣れないものを、年がいもなく、いっぱい食べて、今朝は朝食なしです。コーヒーだけは欲しくて、コーヒーのカウンターへ。おかわり150円。コーヒーサーバーの残量がなくなったところで注文しました。僕は、煮ちゃったコーヒーが嫌なんです。落とし立てがいいんです。煮ちゃうくらいなら、冷めたほうがずっとマシなのです。ということで、コーヒーおいしくいただきました。
苫小牧に上陸。夕方までに江別にあるアトリエマンションに行けばよいので、ぷらりと遠回りをします。目指すのは、登別の海岸にあるらしい、看板も何も出ていない秘密の温泉。登別駅から徒歩圏とあったので、せいぜい4km以内でしょう。となれば、きっと分かるはず。iPodshuffleでPANGを聴きながら走ります。ま、走っているのはGSクマゲラ号で、僕は乗っているだけなんだけどね。
さて、登別。うろうろするも、見当たらず。どうしようかと思ったけど、まあいいやと、次なる目的地へ。壮瞥にある通称「オサルの湯」。川べりにある、無料露天風呂です。これも、ま、行ってみれば分かるだろうと、走ります。
壮瞥は、蟠溪温泉。よし、このへん。あちこちうろうろ。でもよく分かんないです。何か表示がありそうなものなのに...と思ったものの、まあいいやとちょいと年季が入った佇まいの「蟠溪健康センター」に入りました。300円です。貸し切りです。ここは掛け流しで内湯一つだけのシンプルなところなんです。おお、なーるほど。ざぷっと入り、ふーと息を付きました。僕は、ゆっくり入るのが好き。ぼんやりしました。窓の外は青空。おっ、犬がいるんだーと見ると、どうやら川へと降りていけるような階段が見えます。むむっ...もう一度ざぷっと入ってから、上がりました。「どうもありがとうございましたー」「はい、どうもー」
僕は、健康センターの裏に回り、階段を降りてみました。ななんと、ここにあったのかー! 表示はないけど「オサルの湯」です。さっき健康センターの看板に「当健康センター利用者以外の駐車は禁止します」って看板が目に入り、気になっていたんです。だって、「利用者以外」の人がわざわざ駐車することなんてないようなところなんですもん...でも、なーるほど、「オサルの湯」利用者が駐車をするってわけだったんですね。では、せっかく着たばかりだけど、また脱ぎましょう。大きく3つ湯船がありました。上の湯は熱く、トンボが浮いていました。下の湯はぬるくコケが生えていました。真ん中は、ちょうどよい湯加減。ざぷー!の、ふー!でした。やっぱり、外はいいわぁ。
蟠溪温泉を後にして、僕はオロフレ峠を登ります。ま、登るのはGSクマゲラ号で、僕は乗っているだけなんだけどね。オロフレ峠は、小学校の修学旅行で記念写真を撮ったところです。あの頃の夕張第一小学校は、鼓笛隊の制服で出掛けたのでした。今思うと、かなりへんなんだけどね。あのとき以来...30年ぶりのオロフレでした。看板だけが懐かしいのでした。
支笏湖の回りをまわり、千歳に抜けて、長沼を走り、何とか江別に着きました。地図をよく見なくても、まあ何とかなるものですね。
父さん母さん、来たよー。夕方母さんと一緒に餃子を作っていたら、甥っ子たちが来ました。もう小学2年生と5年生です。ちょっとみないと、ぐっと大きくなっててびっくりですな。甥っ子のお父さんお母さんも来て、甥っ子のおばさんも来て、ビールを呑みました。語らいました。年を重ねるのは、子どもたちだけでなく、全ての人も。みんなで談笑し、深夜になり、眠りました。
写真は、蟠溪温泉の「オサルの湯」です。ちなみに川の名前は、長流川。これが温泉の名前の由来でしょう。