昨日へ     2007年08月03日   明日へ

江別で目を覚ましました。北海道に来るフェリーの中では、然別湖でテントを張って温泉に入ることを、ちょっとだけイメージしていましたが、今回はなしですね。天気はさっぱりよくなりませんし、夕張での時間を十分に取りたい気持ちなんです。

江別から夕張を目指します。今回の旅では、僕はほとんど地図を見ることがありません。といっても、道をすっかり知り尽くしているわけでもないんです。何となく地図なしで、偶然に出会う風景・町・人...を楽しんでいるって感じです。

江別から幌向に行き、そこから栗沢に向かいました。雨煙別の小学校が廃校になっているのを見ました。継立の三楽荘はすっかり廃虚になっていました。ドアもなく、屋根も落ちていました。峠を登って、ああトンネルも新しくなったんだー。驚きました。でも、トンネルを抜けたときに見える山々は、やっぱり夕張でした。

のんきやに行ってみました。のんきやのおばあさんが亡くなったことを聞いていたのですが、店も新しいさっぱりとした感じ。僕は、塩ラーメンを注文しました。以前と同じように、引き出しから麩などを出している様子が懐かしかったです。麺は、西山ラーメンになっていました。これは、驚き。ま、僕は西山ラーメンが好きだから、いいんですけどね。

お客さんとおかみさんが、おしゃべりしているのを聞いていました。いろんな催しがあるけれど、それがうまい具合に地元に還元されているとは限らないようですね。商売って大変だよなーと思いながら、お店を持てばいろんな人が訪れてくれるんだよなーと、それもまた羨ましく感じたりしました。のんきやの前に停めていたGSクマゲラ号。ゆっくりターンさせていたら、いやはやごろんと転がしてしまいました。大荷物だし、ギアはニュートラルのままの、左倒し。お客さんに手伝ってもらいました。ありがとうございました。ふー、ですな。

紅葉山の家に行ったら、ちょうど父さん母さんの車も到着しました。甥っ子の家のラッキー(犬)も一緒です。母さんの大きな絵の梱包を解いて、手を入れたらいいところについて話したりしました。すぐまた梱包して出品する150号なので、ガレージで描くんです。

近所の方と話しました。あるおばあさんは「春になったら蕗を食べるのが楽しみなんですよね」と言っていました。「そんなにおいしいってもんでもないけれど、春が来たって、あれを食べると思いますよねぇ」って。ああ、分かりますよ! 北海道の春と言えば、僕は雪の下で花開くクロッカスなんですけど、味覚は蕗ですね。内地の蕗とは、ちょっと違うんだな。あるおじいさんは「本州の夏なら、たまんないもね」と言っていました。「夜になると少しか涼しくなるかと思ったら、全然なんないんだもね」って。そうそう! 分かります! いつかご一緒に外で焼き肉できるといいですね。

夕方、バイクの荷物を下ろし、軽くなったGSクマゲラ号で、ちょいと回ってきました。真谷地です。ここのところ毎回足を運ぶ真谷地。バス停は「真谷地市街」とありますが、家が数件。その家の外では、お爺さんお婆さんが、涼んでいました。白い猫が、お爺さんの足元で目を瞑っていました。僕は、会釈して走っていきます。そして、奥にある北炭建設の建物を見ます。ピンク色の建物は、僕をどうも惹き付けるんです。

真谷地から沼ノ沢に出ずに、線路の東側を走りました。初めて走る道。メロン畑がこんなに広がっていたんだと驚きました。その道は、清陵町に繋がっていて、なんと新鉱の鉱口でした。僕が高校2年生のときにあったあの大事故の鉱口。実は、初めてでした。

鉱口は、コンクリートなどではふさがれていませんでした。鉄の柵があり、奥は真っ暗です。そして、鉱内と外との温度差なのでしょうが、白い靄がゆるゆると漂っているのでした。子ども用の怖い話のテレビ番組で演出しているかのような、白い靄。慰霊碑に手を合わせ、銭湯を見て、帰りました。

夕張の隅々を歩いた気でいましたが、まだまだ見たことのない場所があり、会ったことのない人が、たくさんいるんですよね。

夕飯は、ジンギスカン。穴が空いて二重になっているジンギスカン鍋は、やっぱりいいですね。ああ、おいしかった! ごちそうさまでした。北海道だなー。

写真は、今日の新鉱です。

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