昨日へ     2007年08月07日   明日へ

森町の濁川温泉で、夜中に目を覚ましました。夢を見たんです。こんな夢でした。

温泉で知り合った女の子は、体も気持ちも柔らかい。何をするときもまず体操。ショートカットで、少年のような子。僕を「お父さん」と言う。夜中に目が覚めて、トイレに行く。離れのトイレを使おうと、一度外に出て、がらがらと戸を開ける。誰もいないと思っていたのに、スリッパがたくさんある。そしてセンサーアラームが鳴る。お客さんを起こしてしまうと思い、慌てて戸を閉める。離れの前の庭にテレビがあり、それが付けっ放しだ。ウッチャンナンチャンが出ている。お笑い番組はにぎやか過ぎる。ボリュームを落とし、スイッチを消そうとするけれど、そのままだ。せめてと思い、チャンネルを何も番組をしていないところに回す。逃げるように階段を下る。ゴミの袋がいっぱいだ。ミルキーの袋がある。階段を降りたら、階段の上で、連れ合いぴよさんと少年のような女の子が、次のクラブの日程を相談している。来週のことを聞かれて、これが夢だと知った。

昨日に引き続き、宿に泊まった男性3人&だんなさんで、朝食でもおしゃべりでした。やっぱり旅は、人と出会うためにするんだよな。寂しがり屋の僕の場合は尚更のこと。ご飯食べてから、お風呂入りました。ふーっと満足のため息。

部屋に戻ろうかと思ったら、エンジニアさんが出発するところ。大工さんとだんなさんも一緒でした。僕は、風呂上がりの浴衣のままで、出発前のおしゃべりです。雨が降りそう、ああ降ってきた。エンジニアさんは、がっちりと雨対策です。大工さんと僕とで、それじゃ暑くないかい?とか、いろいろ。そして「よい旅を!」と手を降りました。

次は、大工さんの出発です。旅をしていて、怖い話をいろいろ聞くことがありますが、幽霊よりも怖いのが、バイクの故障。電装系の突然の故障、しかも旅先、ましてや高速道路だったりすると、いやぁー、何もしようにない分だけ、すんごく怖いですね。僕も、アクセルワイヤーが一本になっちゃった「本当にあった怖い話」をしちゃったりしました。大工さんと写真を撮り、そして「よい旅を!」 手を降りました。

残されたのは僕。そしてだんなさん。飄々としたいい感じのだんなさんは「昔は、バイクの人の出発はうんと時間掛かってナー。縛ったり、括り付けたりしてナー。ところがこの頃は、こういうケースが多くなって、わりと早くなったナー。」 「キリン」というバイクのマンガがあります。東本昌平さんが描いています。そのマンガに出てくる、日本酒を呑むおじいさんに、だんなさん、似てるなーと思いました。なんかとてもいい感じです。

ひょいひょいと帰り支度をします。雨具は着ます。さっきから降ったり止んだり。僕がバイクで走り出すと、きっとざばーっとまた降り始めるはずです。だんなさんに「また来ますね」と告げて、手を振りました。バイクは、まずは森駅に向かいます。森駅に着いたら、豪雨。駅の待合室で、一休み。

しばらく待っても、豪雨は止みません。まあ、いつのもことです。豪雨の中、恵山を目指します。ときどき雨が上がり、駒ケ岳がいい感じです。東側から見る駒ケ岳ってなかなかないこと。何となく、蔵王にも似ています。浜には、昆布を干す小屋がいっぱいあり、懐かしい昆布の匂いが漂います。かつて僕が少年時代に、利尻の昆布干しの手伝いをするときは、玉砂利の広い場所に天日で干していましたが、なるほど雨の中でも漁はあるんですね。利尻もそうしているんでしょうか。ああ、ご無沙汰の利尻です。

恵山・御崎の浜の湯。ああよかった、屋根が付いているんですね。そういう意味では、露天風呂とは言いにくいかもしれませんが、浜のお風呂には違いありません。温泉代金(ご自由円)をちゃりんと入れて、ざぷっと入りました。雨は強くなり弱くなりまた強くなり。お客さんは、途中で2名。地元の方でしょう。おしゃべりはしませんでしたが。

恵山から函館に向かいながら、僕は今夜をどこで過ごすかと考えました。
1.フェリーで青森へ。埠頭にテントを張り、パニアケースを外したバイクで、ねぶた最終日を見に行く。
2.フェリーで新潟へ。船の中で夜を明かす。新潟で、震災ボランティアして、帰る。
3.フェリーで秋田へ。船の中で夜を明かす。秋田から温泉入りつつ、ちんたら帰る。
4.フェリーで大間へ。いつもの場所でテントを張り、ちんたら帰る。
5.函館の安宿泊。バイクを置いて、居酒屋に行く。
6.松前方面でテント泊。も少し北海道ツーリング。

よくよく地図も見ずに走り、石川啄木が考え中の場所(浜)に着き、一休み。時刻は昼を過ぎました。手元にはフェリーの時刻表がないので、フェリー埠頭に向かいます。函館駅前を右折して、しばらく行くとああ、ありました。

フェリー埠頭は、がらっと変わっていました。なるほど、今度高速船が就航するんですね。いやはや、何とも飛行場みたいな感じです。とりあえず時刻を見ました。ああ、青森でねぶたはなしですね。これからだと、行ったらもう終わってますわ。深夜便で、青森へ行くことも思いました。これならテントを張ることも宿に泊まることもない。でも、きっと夜に呑みたくなったりするだろうし、青森から家までの途中で昼寝しなくてはならなくなります。新潟・秋田への時刻は分からないので、フェリー会社の人に聞きました。「当社以外でも、青森、大間以外へはフェリーがありません」とのこと。あれぇ〜、そうだっけ?と、ちよっと疑心暗鬼の僕。とりあえず予約せずに、埠頭を後にしました。そして、疑心暗鬼は本屋へ。時刻表を見て、ああなるほど! そうだっ、秋田・新潟は、小樽港出航だ。いやはや、疑ってすみません。フェリー埠頭に戻り、大間行の予約をしました。19時00分出航、20時40分大間着。

お昼ご飯を食べないままだったので、また埠頭からバイクを出して、函館ラーメンを食べようとぶらぶら。しかし、これがなかなかないんだな。お店があっても、向こう側の車線。仕方なく、五稜郭のほうまで回りましたが、夕方の渋滞になってきちゃって、諦めです。フェリー埠頭近くのコンビニに入りました。すると、「限定・函館ラーメン」...コンビニのラーメンかぁ〜と思いましたが、まあよい! 買いました。お湯をもらって、久しぶりですね、コンビニの外で座って食べました。味は、まあまあですな。ふと顔を上げると、コンビニの向かえにはラーメン屋さんののれん。あらまぁ〜。まあ、こういうこともありますな。

フェリーに乗ります。ごろりとします。ニュースを見たりしているうちに、大間です。バイクは他にもう一台。先輩男性のホーネット900でした。多くのライダーが「俺はライダーだぜっ」というかっこをしていますが、先輩は普通のおじさんの装いでした。フェリーを降りるとき、ちょいと手伝ってもらいました。ありがとうございます。

大間港に上陸して、僕はいつものスーパーに向かいます。スーパー・マエダ。やっぱり、21時まで。閉店間際のところ、ナイスタイミング。半額ごぼうサラダと半額串カツ、明日のためのバナナ、そして缶ビールを買いました。夜の道を、大間崎に行きます。テントサイトで、ぱぱっとテントを張ります。フェリーで一緒だったホーネック900の先輩。テント設営をお手伝いしましょうかと言いましたが、大丈夫とのことでした。僕は、ビーチサンダルに履き替えて、灯台の見えるところに行きました。波の近くで、暗いけど、どっこいしょと座り、ぷしゅっとやりました。ふー。勝手知ったる下北半島。ま、ここまで来たら、家までは地続きだ。浜で焚き火していた地元の先輩。暑いですねーって声を掛けました。「こんなに蒸し暑いことはない、まったく異状気象だよ!」と、怒っていました。そして「あっちのほうがイカ釣り漁船みえるぞー!」と教えてくれました。ありがとうございます!と言って、ぐびぐび。そして、テントで眠りました。

写真は、濁川温泉新栄館のお風呂です。今朝撮ったものです。

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