昨日へ     2007年09月02日   明日へ

今日は、集会でした。「WORKERS ACTION in 仙台」でした。若者の息吹を感じました。

いつも僕はあちこちでぼやいているんです。「私よりも若い人いないの?」って。君が代不起立でも、教職員評価制度反対でも、42歳の僕よりも若い教職員って、すんごく少ないんです。どうかすると、あと数年で定年退職する方が多いんです。今、闘ううねりが広がりつつあるものの、僕がこれから20年近く教職員をしようと思っているのに、闘う仲間はみんなすぐに退職してしまい、現役は僕だけ?!なんて、嫌だなーと心から思い、そしてよく口にしていたんです。

ところが、いやはやなかなか! 自治体労働者も、郵政でも、民間でも、学生でも、みんな元気いいじゃないですかー! 嬉しかったねぇ〜! 一気におじさんマジモードです。僕は、このまんま真面目に暮らしていきますよ。みんなも共に行こうねっ!...って言える幸せよ。若者の息吹に感動した今日でした。感謝でした。

こと、ある医療現場で仕事する若者の話がとても心を打ちました。個人病院で事務をしていたんです。院長は、彼女のことを「おまえ」と言い、名前を呼ばなかったそうです。個人病院ゆえ、働く仲間は多くなく、労働組合もなかったんです。ある日決意し、彼女はみんなに「名前をちゃんと呼ぶまでは仕事をしない」と言ったそうです。院長は「おまえ」です。書類が溜まります。患者さんも困ります。我慢です。頑張りました。結局、院長は「○○さん、頼むよ〜」と言ったそうです。一緒に働くみんなは、驚いたそうです。院長だけでは何もできない。働くみんながいてこそ、病院が動くという実感です。

その病院、あるとき院長の個人的な都合で閉院することになったそうです。院長は、解雇を簡単に言い、それで終わる模様。そのままにはできません。みんなで話し合いの場を持ちました。労働基準法のことも持ち出しながら、新たな職場を紹介するように言いました。院長は、初めはいい加減。でも、ちゃんと対応せざるを得なく、みんなに新しい職場を紹介したそうです。彼女の仲間は、感動。ちゃんと訴えること、我慢して言いなりにならないこと。彼女は、一緒に働いた仲間と別な病院で働いているそうですが、そんな真面目に闘う姿を見た(現場にいた・仲間だった)経験は、きっと生きていくことでしょう。すごいよね。特別なこと、テクニックのいることは何にもないんです。真面目に、ちゃんと、卑屈にならずに暮らして行くことの大切さ。若者に学びましたよ。

集会を終えて、デモです。僕は、ジャンベを鳴らして歩きました。「No War No War」ののりなら合わせるのは簡単。でも、長丁場。指が腫れます。汗が落ちてきますが、拭くことはしょっちゅうはしないです。ストラップがないので、綿スカーフで斜め掛け。でも、叩いているうちにジャンベが後ろにいっちゃうので、手拭いでベルトに通したり工夫します。いつもの一番町。気持ちよく叩けると、嬉しいです。ああ、デモはいいわぁ〜。

なるべく早めに帰宅しようと、気仙沼行きの快速に乗りました。気動車3両編成。あら、真ん中車両は指定席だったんですね。僕は、ドアのそばのところで、台の上に座りました。上條さなえさん「10歳の放浪記」を読みます。「母の友」の書評欄に合って、うんと気になっていた「10歳の放浪記」です。実は、今朝仙台に行く途中の電車で読み始めたのですが、いやはや帽子被っててよかったっ。なぜって泣いたぁ〜 涙がぐぐっとくるんです。貧困、差別、子どもの気持ち...。僕は、夕張の気持ちで読んでいます。ふぅ〜って、声出してため息だよ。

さて、気仙沼行き快速ですが、途中で停車。前を走っていた電車で急病人が出て、愛宕駅で救急車を待っているとのこと。あらー、大変でなければいいけれど。放送を聞いていたら、おじいさんが僕のいる車両の隅に来ました。どうやら、煙草を吸いに来たんです。何せ、車両は禁煙ですからねー。僕は「こんにちは」と声を掛けました。すると、「この煙草、知っているかい」と解説。中国の煙草なんだそうです。そして、おじいさんが、かつて中学受験に失敗し、旅に出ようと神戸に行き、大陸行きの船に密航し、満州で過ごし、兵隊になり、敗戦になり、抑留され、そして帰国したこと、とてもとても軽やかにお話しされました。「あの頃は、中国はアヘンだったよ」などなど。そして、煙草を一時間なら我慢できるんだけど、今日みたいに時間待たされたらたまらないってことも話してくれました。そして、ぷかぷか。煙草は好きじゃない僕ですが、こういうときはアリです。列車が発車し、1本気持ちよく吸い終えたおじいさんは、斜めにかっこよく手をあげて、席に戻っていきました。ああ、いろんなところに人生あり。っていうか、人いるところ、全部「人生」だわなー。

写真は、昨日撮った竜ノ口渓谷の蜘蛛と花です。

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