昨日へ     2007年09月24日   明日へ

予想通り、福田議員が自民党の総裁になりました。人事の報道を聞きながら「話し合い」って悪いことじゃないよなーと思います。党役員でも、内閣の顔ぶれも、話し合いで決めるのがよくなくて、一人で決めるのがよいみたいな雰囲気。「独断」と言えば、よくない匂いがなんぼかするでしょうか。

いわゆる派閥政治を悪しとするのは、「話し合い」などされていなくて、「馴れ合い」だからなのでしょう。みんなで意見を闘わせたりしていない...できないのでしょう。「エライ」人がいて、その人に与する人は、異論を唱えられない。そんなところで「話し合い」などできませんよね。ちなみに、総裁選挙で長いものに積極的に巻かれる様子は、アメリカ(長いもの?)のほうばかり見ている様子と重なり合わせられます。

僕は「話し合い」を軽んずる政治を信じません。本来の「話し合い」です。いろんな意見を聞き、自分の意見を話す。そんな中で、新たな、そして最もよいものが、生まれ出ずるんです。誰かが「正解」を持っていて、見せっこしているんじゃないんです。または、伝達講習会するんでもないんです。

国会議員の人たちは、話し合いができないゆえに、「多数決」こそ「民主主義」だ!と、ヤジを飛ばし、手を挙げて、それでヨシとしてしまいます。国会議員の人たちには、日本国憲法をよくよく読んでもらいたいです。話し合いは、大切。話し合いなき政治とは? 知恵を出し合うこと、いろんな人のいろんな気持ちを慮ること...それらをやめてしまったら、何でも「やむなし」と早々に諦めて、お手軽な暴力に出るのでしょう。

戦争は、とても簡単なこと。国会議員は...戦場を彷徨わされたり、絶対に食中毒になるのが分かっている水を飲まざるを得なくさせられたり、安全なところにいる司令官に「死んでこい」と命令されるのを拒否できない状態に置かれたり...することがないと、きっといろんな人のいろんな気持ちを、想像しないままでいることでしょうから。

ああ、ほんとに! 国会議員の人たちには、日本国憲法をよくよく読んでもらいたい。そして守らなければならないです。違憲行為はないですか? 

写真は、部屋に入ってきたカマキリくん。去年は、一匹も見つけられなかったけど、今年はよく見かけるんで、ほっとしています。昨日からいるけれど、食べるもの見つかったんでしょうか? そっと外に出そうとしたら、静かに収まって、そして夜の中にさようなら。よい日々を過ごしてください。

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