昨日へ     2007年10月30日   明日へ

今日は、4年生の理科の研究授業がありました。人の授業を見せてもらうのって、うんと勉強になりますなー。眺めるんじゃダメ、よくよく見るんです。考えるんです。見せてくれて、ありがとうございます。

放課後、低学年棟の地下トイレの前の模様替えをしました。去年から気になっていたところなので、ちょっと成就感。

夜は、教職員組合の支部教研三年生分科会でした。昨年までは、土曜などに一斉に行っていたのですが、今年度は変則。来年度は、どうしましょうかね。三年生分科会は、こぢんまりとしたものでしたが、学び合いは大切です。今日僕がもっていった資料はこんな感じでした。

教えられるより学ぶこと

〜私、こんなことして遊んでます〜

はじめに

ここのところ「時代に合った」なんて言葉をよくよく耳にします。
でもね、人間って、いつまでたってもあんまり変わらないもの。
こと、子どもって、ずーっと昔から、あんまり変わりなく、
変わっているのは、大人の「社会」ばかり。私は、そう思っています。
ふらふら変わるあれこれに「自分」を合わせるよりも、
自分が、(そのまんまの持ち味で)自分らしく、
自分が、自分を裏切らないで暮らすこと。
そんなこと、よくよく感じています。そして、自らを振り返りながら、
「これって間違っていないじゃん」と、
自信なくとも、どこかで「迷いない」気持ちでいるのです。
 
失敗から学ぶ。何と尊きこと。
失敗を禁止し、失敗をしなくなり、失敗を忘れたとき、または失敗を隠すとき、
人は、滅んでしまうように思います。
人が滅んで、みんなロボット。
私は、ずっと人間であり続けたいです。もちろん子どもたちに、
人間であってほしいです。

子どもたちって、
大人が教えようとすることよりも、大人が教えたくないことを、
学ぶじゃないですか、自主的に、積極的に、意欲を持って。
それって、とっても自然なことです。
教えるシステムなんかよりも、学ぶ自然のほうが、強いんですよね。
ならば、大人はかっこつけず、見透かされないように、
丸裸で子どもの前に立つしかないのかもしれません。
怖そうだけど、実はね、結構気持ちいいんです。
だって、大人もやっぱり自然が一番。
自然とは、みんなが「楽」であること。
みんなで助け合うこと。
私たちが、子どもたちより、自然に「楽」に!

いろいろ問題はありますが、いろいろ困難はありますが、
子どもの未来は、社会の未来。
あきらめずに、暮らしていきましょう。

■わらべうたであそぼう

学生時代に保育関連の授業で習った「わらべうた」を紹介しましょう。
何年生でもやってます。
卒業しても、懐かしがります。たとえば、こんなのです。
 
さらばたし
さーらーばーた さらばたし
しずかにわたせー こがねのゆーめ
おーにーのー しらぬまにー
だーれのてーに もってるか

やり方)
円を作って座ります。10〜15人がちょうどいいです。少なくても、まあ大丈夫。
消しゴムとか、黒板用のマグネットとか、小さいものを「宝」にします。
それを、歌に合わせて、時計と反対周りに、渡していきます。
「宝」を見つからないように渡すのがルールです。
左手をお椀に見立てます。右手は蓋です。
歌の最初の「さ」で、蓋が閉じているのが大切です。
「ら」で、蓋を右側の人のお椀(すなわち左手)に合わせます。
「宝」を持っている人は、右手で「宝」を持って、右側の人の左手(お椀)に入れます。
毎回入れなくてもいいんです。じらしは、アリです。
歌に合わせて、「宝」を送っていくと
「もってるか」の「か」は、蓋を閉じた状態になるはずです。
誰が「宝」を持っているか、「鬼」が当てます。
円の中心に「鬼」は座ります。目は開けています。じっと見ていてOKです。
一回で当てられなくても大丈夫。「じゃ○○ちゃん」という具合に、当てていきます。
「鬼」じゃない人は、持っているふりをわざとするのが、マナーです。
当たったら、「宝」を持っていた人が、「鬼」になり、
「鬼」だった人は、「宝」を持っていた人がいた場所に入ります。

他にこんなのがありますが、紹介は、時間があれば...

ほうさんぼうさん
ぼうさんぼうさんどこにいくの
わたしは たんぼにいねかりに どうかいっしょにつれりゃんせ
おまえがくーると じゃまになる
このかんかんぼーず くそぼうず うしろのしょうめんだーれ

かわのきわ
かーわのきーわの みずぐるまー
くるりとまわるは みずぐるまー
みーんないそいで ふたりづれ
のこりーはー おによ 1 2 3

■ノート紹介交換で盛り上がろう

どの教科でも、ノートに思ったことなど書くことがありますね。
「意図的な」紹介をするときもありますが、
ときには、「非意図的な」紹介は、いかがですか?
私は、しょっちゅうこんな感じです。
ちなみに、1年生(2学期から)でも6年生でも同じようにできます。
そうそう、大人がやってもおんなじでしたよ。

紹介のやり方)
みんながノートに書いたら、班の当番の人がノートを集める。
書いたページを開いたままのほうが、お互いに楽。
担任は、ノートを重ねて、シャッフルする。
一番目の人は、その日の日直。
「1番から5番で、何番がいいですか」と担任。
「じゃあ、5番です」と日直の人。
担任は、重ねたノートの手前から「1、2、3、4、5、あった!」とノートを特定。
そして、誰のノートか言わないままに、書いてあるものを音読。
「ほっほー」という読み始めが定番。
読み終えて、意欲付けになる感想を一言。そして
「誰のだと思う?」と一言&ニヤリ。たいていみんなに当てられる。
次は、その当てられた人が、何番かを言う権利ゲット。
たいてい3人分くらいやる。
みんなの前で紹介されることが、脅威から喜びになる。

交換のやり方)
紹介し終えたノートをみんなにランダムに渡す。
担任の任意は、みんなの文句を呼ぶので、
またまた「非意図的」な配布...というか依頼。
席の並び方で、スタートの人を決めると自動的に順番ができるようにしている。
じゃんけんでスタート(配り始める1番の人)を決める。
「スタートじゃんけん」というのが、呼び方。
担任と一斉じゃんけんで、あいこと負けは手を下ろす。
じゃんけんをする前に、「どういう人かと言いますと」
と勝ち残る人の占いをすると盛り上がる。
たとえば「服に英語が付いている人」とか「犬か金魚を飼っている人」とか
「ケーキよりおにぎりが好きな人」とか、まあいろいろ。
スタートが決まったら、ノートの上のほうから、順々に渡していく。
ただし、自分のが来る場合は、次の席の人に渡し、誰かのが来るように配慮する。
ノートが来たら、読んで
「持ち主が嬉しくなったり、やる気を出したりするコメント」を書く。
誰がコメントを書いたか、分かるように、名前も書く。
書いたら、届ける。
「誰んとこ行ったかなー」とわくわく。そして、成就感とほんわか感。

■その他いろいろキーワードだけですが

「そうかなー」と、すぐに「そう!」と言わない。
「一度も嘘ついたことないもん」とぼけて、「ほら今付いた!」と突っ込まれる。

黒板に何かの顔(たとえばドラえもん)を描くと、描いた本人に似ているの法則。

漢字の間違い例の紹介。
漢字間違い探し問題作り。

宿題プリントの余白に「付けたしコーナー」を作る。
翌日、みんなに紹介する。

しりとりバトル。
つみ木くずし。

似た言葉探し。
「エベレスト と エレベストでは、どっちが正解?」
「エレベーター と エベレーターでは、どっちが正解?」
「おっこちょこい と おっちょこちょいでは、どっちが正解?」
「まぎわらしい と まぎらわしいでは、どっちが正解?」
「せんすいかん と すいせんかんでは、どっちが正解?」

はっきり叱る・はっきり褒める・はっきり謝る。

...ま、のんびりやりましょう。

写真は、昨日の持久走練習後の一枚。昨日の写真の続き。担任が逃げ出したところを、ちゃっかり3年生が撮っていたのね...

昨日へ        明日へ

はじめのページを新しく開く