昨日へ     2008年01月03日   明日へ

青根温泉に停めた寅二郎の中で、目を覚ましました。連れ合いぴよさんはまだ眠っています。僕は、カメラを持って、パトロール。猫はいないかな? ぐるりと散歩。道はつるつる。猫はいませんでした、やっぱりね。郵便局の隣に、足湯もできたんですね。新しい温泉(「じょっぱの湯」)がもうやっていたので、入りに行きました。地元の方が結構来ていました。交わす言葉に耳傾けるのも、旅の楽しみの一つです。湯船に浸かっていると、空がぐんぐんと晴れ渡り、樹々の枝の雪が輝いていました。

昨日は、遠刈田温泉の思い出を書きましたが、青根温泉にも思い出があります。青根温泉を知ったのは、やっぱり19年前でした。遠刈田に行ったことを職場で話していたら、先輩のT先生が「青根は、混浴なんだよ」と教えてくれました。え?! こ、混浴?! その日、すぐに向かったのは言うまでもありません。連れ合いぴよさんと一緒に暮らす前でしたから、かなりフットワークよかったです。

青根温泉の公衆浴場は、お店で入湯券を買い、小さな脱衣所で着替えます。そして、扉を開けたら、それはそれは大きな風呂でした。混浴って聞いて行った若い僕でしたが、仕切りがあるお風呂で、男女一緒じゃないんです。立ち上がると、ちらっと対岸が見えるくらいの「混浴」でした。25mプールの3コースと4コースの間に壁を作っていて、両対岸で体洗う感じ。ま、25mはないのですがね。青根は遠刈田と対照的に、ぬるいお湯でした。湯船は深く、枕木みたいなのが底に沈んでいました。それを座布団替わりにして、入るんです。何度も行きましたが、誰も入っていないとき、僕はよく泳ぎました。初めて背泳ぎができたのは、ここ青根温泉大湯だったんです。ちなみに、新しい温泉は、混浴じゃないですからね、念のため。

お風呂を上がり、寅二郎に戻り、今度はぴよさんがお風呂に行きます。僕は、カーテンを開け、ごろりと横になりました。文書を書きました。今朝見た夢をメモしました。

転勤した学校は大きい。電車の駅のそばで、階段を掛け上る。教室は広い。高学年の担任。子供たちはドラマみたいに明るく素直だ。黒板が大きい。二つある。けれども表面がベニア板でぼそぼそしている。棚に色画用紙がたくさんあって嬉しい。けれども研修で、授業はできない。給食で教室に戻ったら、僕の分がない。文句言おうと思ったけれど、子どもの名前を独りも分からなかった。

電車の席。見るとあからさまに僕の鞄から物を盗む人。咎めても知らぬ顔。車掌が二人。盗人と鞄を持って行った。三人が仲間であることを薄々分かっているのに僕は追いかけない。

青根温泉から川崎への道を下ります。釜房ダムでは、たくさんの人がワカサギを釣っていました。長町に着いて、郵便局に行きました。切手を買って、貼って投函。ほっとしました。ある人たちにギターをプレゼントしようかと考え、楽器屋でいろいろ考えましたが、やめておきました。初売りのにぎやかさの中をぶらぶらしました。長町から泉の途中で、ラーメンを食べ、泉のアウトドア屋さんで、またぶらぶら。もう10年以上愛用しているフリース靴下。すっかり穴が開いちゃって、新しいものを買いました。変わったブーツが45%オフ。どうしようか迷いましたが、これまた買っちゃいました。

僕は、あんまり靴を持たないんです。冬は、2足です。1990年と革に刻まれている革靴と10年以上履いている布ブーツ。前者は、東京の登山靴屋さんGoroで結婚数ヶ月前に買ったものです。実は、結婚式当日もそれを履いていました。長い付き合いです。後者は、バイク用に買ったゴアテックスの軽登山靴。白石で暮らしている頃から履いていると思います。バイク(クマゲラ号)のシートに穴が空いているのはこの靴の紐を留める金具が引っかいてしまったものです。それからというもの、金具はペンチで締めて、紐もゆるく縛りっぱなしです。数年前までは、Burtonのふわふわした革靴を愛用していました。幅が広くて、足がすごく自由な奴。これは、白石時代にパチンコの景品としてゲットしたもの。愛用して、底がすっかり空いてしまって、さようならだったのでした。ちなみに夏も、ほぼ2足です。バイクに乗るときはバイクブーツ。それ以外は、ビーチサンダル。靴を履くのは、かなり稀。数年前に買った、メッシュサンダルを履くときもありますけどね。

今日出会ったブーツは、Burtonのときのようにふわふわといい加減に履けそうなので、買っちゃいました。靴下・靴...と来たので、連れ合いぴよさんが足跡シールを買いました。jackwolfskinというアウトドアブランドのシールです。ロゴのボンネットに付けていたんです。だから、寅二郎にもということで買ったんです。さっそく、ぺたぺたと貼りました。

4号線を北上し、古川に行きました。カー用品店で、今回のお泊まりドライブで必要と思われたものを買いました。本屋で立ち読みをして、DIY屋さんに寄り、そして帰宅。ちょうど24時間の旅でした。思い立ったら、行動するものですね。

夜、以前から気になっていながら観ないでいた映画「誰もしらない」(是枝裕和監督 2004年)を観ました。思っていたよりも、ずっとよかった...というか、重かった。僕は、子どもと関わる仕事をしているってこと、戸籍制度に抵抗して婚姻届を出さないでいること、そんなことを思い返しました。そして、学校に行けない子どもたちのことを、考えました。その子の親が外国籍だから...と子どもの幸せを無視していないか。その子に「障害」があるから...と子どもの幸せを粗末にしていないか。そんなことを、思いました。うわべきれい事のつるつるした感触よりも、根っこをしっかりと踏ん張っている樹木の肌の荒々しさを、自分の中に作りたいと思った夜でした。

写真は、今朝青根温泉で撮った寅二郎です。こんな車なんです。

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