昨日へ     2008年03月29日   明日へ

今日は、大阪に向かう日です。朝の電車で仙台空港に行きました。

伊丹空港行きは初めてです。おー、プロペラ機じゃないですかー。窓側の席に着き、すぐに離陸です。すぐに気流に流されて、お客さんから「キャー」の声。ゆっくりゆっくり地道に上昇していく感じは、とてもよいです。雲の中を飛んでいきます。雲の切れ目から、福島の原子力発電所。カメラでパチリ。千歳から仙台に飛行機で帰ってくる途中でも六ヶ所の核燃施設が下に見えます。飛行機が原子力施設に落ちたらどうなるんだろうって考えてしまいます。六ヶ所の場合は、米軍三沢基地のすぐそばだしね。しばらくして、遠くに富士山。それがだんだんと近づいてきます。絵に描いたような...というよりは地図に書いたような甲府盆地。見事でした。またカメラでパチリ。しばらく高い山の頂き近くを飛びます。そして、伊勢湾。知多半島がはっきり分かりました。湾の中には、漁船がたくさんいて、思いのほか島も多く、石垣島を思い出しました。あのときも、低空飛行でした。しばらくすると、大阪です。

大阪城がまさに模型のようにあるじゃないですか。道路を走る車もよくよく見える低空飛行。それがしばらく続くので、僕はわくわくでした。ただし、デジタルカメラは使えない時間でした。残念。低空で飛ぶ飛行機の窓から眺める都会は、結構コンパクトでした。いつ着陸するんだろう?って思った頃に、都会の中への着陸。福岡空港に似ています。フィレンツェにも似てる。なーるほど、プロペラ機ってこんな感じで着陸するのね。着陸時は「キャー」の声は聞かず無事でした。ああ、大阪だっ!

僕にとって、大阪は2度目です。前回は、1992年か93年です。神戸で夫婦別姓法制化の全国集会があったんです。それに参加するために、夜行バスで来たのでした。憧れの大阪でした。大阪は、反差別!ってイメージ。形式的でなく、お堅くない感触。東京とは違うっ!って憧れで降り立ったのでした。立ち食いの串焼き屋さんに驚きました。お好み焼き屋さんで、うまいこと焼けなくて、お婆さんに(叱られたわけじゃないんだろうけど)叱られた感じ。梅田の人混みで人に酔い、銀行の前で地べたに座って休みました。...なんか、そんな思い出です。その大阪に、やってきました! 今回の目的は2つ。1つは、「教職員「評価」と差別賃金で教育を破壊するな!教職員も市民もみんな集まれ3.30大阪集会」に参加するため。もう1つは、宮城県から転校した子ファミリーと会うためです。

僕は、空港から梅田行きのバスに乗りました。空から見ていたら、コンパクトな感じだった大阪の街は、当然そう狭くなく、すぐに渋滞し、あらまーどうしましょう。かつての僕は、地図を持たずに旅行することなどなかったのですが、この頃の僕は地図などなくて大丈夫。現地で何とかなるべー主義。しかし、渋滞の中、これからどれくらい時間が掛かるのか、今どこにいるのか分からないのが少し気になりました。でも地図なしで後悔はないんだな。

梅田に着きました。駅の下のいろいろ小さな食堂が並んでいるところで、うどん屋さんに入りました。カウンターに座り、注文をしました。「おにぎり何にします?」って聞かれて「おにぎり、いりません」って答えました。お店のおばさんは、意外そうな顔をしました。なるほど、後から来たお客さんはまるでおしぼりをもらうように、普通におにぎりを選び、うどんと一緒に食べていました。僕の横には、天ぷらうどんを食べるお婆さん。それはそれはゆっくりゆっくりと食べていました。それがとても好ましかったな。うどん屋さんを「ごちそうさまー」と出たら「おおきにっ」って言われ、ああ大阪に来たー!って実感しました。

今日は、新勤評反対訴訟主催の「教職員「評価」と差別賃金で教育を破壊するな!教職員も市民もみんな集まれ3.30大阪集会」の前日交流集会が、弁天町市民学習センターであるんです。僕は、弁天町に電車で向かいます。車窓に桜がちらほらしています。ちなみに電車は「和歌山行」でした。自分が日本地図のどのへんにいるのかをよくよく考えたのでした。

弁天町駅に降り立ち、いつものようにお散歩です。猫いないかなー。なんかおもしろいものないかなー。何となくぶらぶらと行くのです。小さな鉄工所がたくさんありました。夕張の末広を思い出します。線路の東側。レースイから柔道場までの道です。子どもたちが遊んでいました。公園がありました。桜が咲いていました。ブランコが揺れていました。ミカンの木がありました。喫茶店の前をお婆さんが掃き掃除していました。あちこちに花の鉢が置かれ、緑みどりしていました。僕の勘では、あの大きな道路を渡り、しばらく歩くときっと海。大阪湾が見たかったのですが、そろそろ時間なので、駅方面に戻りました。弁天町市民学習センターが分からず、これまたうろうろ。本屋さんを見つけました。今日会う子に、かつて学級文庫で貸し出していたのとおんなじ絵本(よるくま)を見つけ、買いました。

交流集会は、3時から。50名ほどの参加でした。地元の人の他、北海道、東京、千葉からの参加がありました。教職員評価制度に関わるあれこれについて、情報交換と質問意見。大阪では、教職員評価制度が賃金とリンクしちゃっているんです。そして、その不当性を裁判に訴えているんです。僕もいろいろ発言しました。いろいろ質問しました。問題点をどう表現し、多くの仲間が行動を共にするためにはどうしていくのか、話したり聞いたり。大阪と一言で言っても、教職員組合が複数あります。いろんな考えがあります。そしてそんな中だからこそ、出会い、行動しているってことなんだなーと感じました。大阪のある方が、みやぎは「不適格教員」問題から始まっているから強いってことを話されていて、なぁ〜るほど!って思いました。実際、僕のここのところの足取りを振り返るなら、戸田慎一さんの裁判支援から始まっているんですね。「指導力不足」などと言ってみんなを不安にさせ、バラバラにさせてはいけないよ! そしてその延長線で教職員評価制度と取っ組み合わなくてはならなくなったんでした。...とすると、全国の都道府県では「指導力不足」教員排除攻撃には、どんなふうに闘っているんだろう? そんなことも考えました。有意義な話し合いは、7時過ぎまで。充実でした。

みんなで呑みながら話そうということで、電車に乗り隣り駅で降りて、沖縄料理屋さんに入りました。呑んで、食べて、語らいました。電子メールでやりとりすることが多いこの頃ですが、やっぱり顔を合わせ、話し合うって大事ですね。セッティングしてくださった皆さんに感謝です。

今夜の宿は、環状線新今宮駅降りてすぐ。大阪の方に予約してもらった釜が崎の宿です。東京から来た方も一緒です。とりあえずチェックインして、もう10時でしたが、呑みに行きました。小さなカラオケ飲み屋さん。いろいろ語らいました。いつもいつも何かと課題はあるものです。それらを越えるためには、話し合うことが欠かせません。今夜もそう感じつつ、釜が崎の夜は更けて行くのでした。

写真は、飛行機から見た富士山と甲府とプロペラです。

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