昨日へ     2008年05月21日   明日へ

今朝は、猫で始まる日でした。校庭に子猫が捨てられていたんです。3匹いて、2匹はもう死んでいたそうです(僕は見ていないんです)。生きている1匹を、みんなが5年教室の持ってきて、段ボール箱に入れました。

僕は、かつても学校に子猫が捨てられた件で、心を傷付けられていたので、うんとがっかりしました。捨てた人にも「事情」があったかもしれません。でも、学校に捨てて、子どもたちに甘えるのは、ずるいです。子どもたちに失礼です。みんな、かわいがろうとします。でも、飼えるかどうかは、おうちの大人とのやりとりに関わってくるんです。命を捨てる大人がいるということを、たとえそれが現実であるとしても、子どもたちにわざわざ示し、甘える大人に、僕は憤ります。

さて、そうは言いつつも、そのままにするわけには行きません。みんなで、どうすればいいか話し合いました。ポスターで呼びかけるといいってアイディアがすぐに出ました。それは、いい! なんとか子猫を引き取ってくれる人をさがそう。みんなでポスターを書きました。僕が子猫の写真を撮って、すぐにプリントアウト。ラミネーターを掛けるなんて、当然引き受けますよ! みんなの行動を全面的にバックアップするのが、僕の使命です。ちらしを作るというなら、ほいさ、印刷もしましょう。みんな、水を得た魚のように、しなやかにかろやかに、気持ちよく協力し合い、猫のために仕事しました。

学級文庫に、猫本があります。みんなですごい眼差しで読んでいました。給食の牛乳飲むとき使うストローで、水をあげていました。実のところ、かなり弱っている子猫でした。僕もあげたのですが、うまく飲めなくて、鼻から出しちゃいます。休み時間のたびに、いろんな学年の子たちが来ますが、5年生のみんなが的確に「さわっちゃだめよ」「日光強過ぎるとつかれるよ」など言っています。給食のとき、牛乳をあげるって話になりましたが、冷たいままじゃだめだって話になり、牛乳パックをお腹に入れていた人、何人もいました。

けれども、昼休みに、子猫は動かなくなってしまいました。みーんながいるところでした。しんとしました。5時間目に、梅の木の下に埋めました。歌を歌いました。宿題は、作文。子猫からみんなへの手紙。子猫にとっては、短い一生でしたが、たくさんの人と出会う充実の一生だったことと思います。

写真は、今日出会い、今日別れた子猫です。

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