昨日へ     2008年06月09日   明日へ

花山合宿2日目です。朝のつどいに出て、朝ご飯。みんなよく食べます。野菜ジュースが大人気。バイキングなので、みんなお替わりをいっぱいします。みんなが食べるもんだから、自分も食べちゃう...って様子です。もちろん僕もがっちり食べます。食堂で「ごちそうさまでした」して、出口でお昼のお弁当を受け取ります。数週間前、注文する前に、みんなに相談したんです、何弁当にするかって。具体的には「豚カツ弁当」「おにぎり2個・スポーツドリンク付き弁当」「おにぎり3個弁当」の3つでの選択でした。かなり充実な話し合いでした。結局「スポーツドリンクなんかじゃなくて水を飲めばいい」という意見が多く、「おにぎり3個弁当」になったんです。食堂の出口で見ると、他の学校はみんな「おにぎり2個・スポーツドリンク付き弁当」でした。がっちり食べて、おもいっきり活動し、ぐっすり眠る、そんな5年生が、僕は大好きです。

さあ、沢登りです。と言っても、沢までは森の道です。S小学校がすっかり同じコースの同じ時間。昨日の打ち合わせのときは「んじゃ、こちらは少人数ですから、先に行きますね」なんて言っていたのに、のんびりしているうちに、S小学校が出発していきました。まあ、あわてないで行きましょう。天気はよいです。沢登り日和です。

沢に着いて、最初は「しゃっこーい!」って言っていたけれど、しばらく進み、大きな渕があったら、あらまーさっそくみんな水着姿で「きゃー!」って入りました。途中で抜いてきたS小学校のみんなが「あらまー」って見ながら追い抜いて行きましたが、みーんなへっちゃらで、きゃーきゃーやっていたのでした。

日向は暖かいのですが、水の中はほどほど冷たいです。水着のまんまお弁当入りザックを背負って歩く人、濡れた水着の上に体操着来て歩く人、様々ですな。途中で、水着の上にカッパを着ると結構暖かいよってアドバイスしたら、すぐに実践する人もいました。濡れた体操着よりもきっと暖かいんじゃないかな。

沢登りは、急な斜面をよじ登ったり、うんと深いところを渡ったりします。S小学校は、50名ほどの団体。こちらは12名。危なさそうなところでは、ちょっとした渋滞になります。12名の僕たちは普段から整然とはしていなくて、それでいて何となくまとまっているんです。引率の僕なんて、何かおもしろいものないかなーってきょろきょろしながら歩いていますし、みんなも適当に早く行ったり、何か見つけたら立ち止まってじーっと観察したりしているんです。ま、主体的沢登りなのですな。そんな調子で行っていたら、早くに行った人が他の学校の先生に「ここはダメだ! ちゃんと待っていなさい!」と怒られました。あらー、ごめんなさい、悪いのは僕ですね。行って見ると、ほどほどに深いところで、先生が一人ひとり手を取って渡らせていたところだったんです。ふむふむ。とりあえず、僕が渡りました。ま、大丈夫だな。「大丈夫、怖かったら、手を貸すよ」と言いました。みんなして「大丈夫だよー」 ドキドキしながら、お弁当ザックを濡らさないように腰まで水に浸かって渡ってくるみんな。なんか頼もしいねー。渡ってから「○っ○ー、先に行ってよ。また怒られるかもしれないじゃん」「分かったよ。ごめんね」「いいけどさー」こんな感じ。

イワナが走る渕をそっと覗いたり、イワナの稚魚が胸びれひらひらしているのを観察したりしながら、進みました。ときどき日の当たるところで休憩を取ります。太陽の力は大きいね。暇があると、すぐにナイフを出して、落ちている小枝を削る人がいます。いい感じ。カワガラスが素早く走り、ああ沢だねーって感じ。

昼過ぎに、予定していたところまで着て、もう少し行けそうだったけど、上がることにしました。引率の保健室の先生が教頭先生の車を運転して、待っていてくれました。車には、みんなの着替えが載っています。着替えてすっきり。お弁当です。食べてから、もう少し行くって言うかなーって思っていたんですけど、やっぱり疲れたのね、もういいよとのこと。んじゃ、林道を下っていきましょうか。これまた整然とではなく、ゆっくり帰るのでした。途中で、山椒見つけて、匂いを嗅いだりしながら、歌歌いながら、行きました。僕は、山椒が大好きなんですが、これって好きか嫌いかに分かれるみたいですね。

自然の家本館に到着して、濡れた靴と服を乾燥室に入れ、しばし休憩。キャンプファイアーの準備がある人は、教頭先生と一緒。暇な人は、僕と一緒に小枝拾い。担当者打ち合わせに行き、会議後情報交換。そして夕べのつどい、夕食です。みんなは、あいかわらずよーく食べるんですなー。

さあ、キャンプファイファイアーです。ここしばらく僕は、キャンドルサービスばかりでしたので、ぜひキャンプファイファイアーをしたかったんです。火の神・火の子、いい感じで点火。レクレーションタイム。「羞恥心」を踊り、クイズして、「猛獣狩りに行こうよ」ではしゃぎました。基本的に教頭先生とみんなに任せて、僕は火の番をしていたのですが、のりのりになるみんなは、輝いていました! いつもよりも、何でもやりたがりなみんな。成長を実感します。愛しいなー。キャンプファイファイアーに間に合って到着の校長先生のお話で、キャンプファイファイアーはおしまい。「ともだちになるために」の歌で、僕のギター伴奏はへぼへぼでそれだけが、残念でした。ごめんなさい。

教頭先生は明日会議の出張があるため、キャンプファイファイアー終了後に帰ることになっていました。昨日と同様、みんなで見送りをしました。ありがとうございましたー!

少年たちと一緒にお風呂に入り、また反省会。みんないろんなことを振り返りつつ、昨日がすごーく昔に感じられるとのこと。充実合宿なのでした。みんな「帰りたくなーい」「もっと泊まりたい」と言います。「テレビ見たくならないの?」と聞くと「ならない!」と即答。「おやつもないし、ゲームもないし、家のほうがいいじゃん」と言うと、「でも、みんなで一緒にいるからいいの!」とのこと。そうだねー。僕もいいなーって思うよ。まずは、おやすみなさい。

明日の朝は忙しいです。僕はチェックアウトの荷物整理をしました。12時の部屋訪問を11時40分に早めさせてもらって、そーっと部屋へ。少年部屋は「すーすー」、少女部屋は「がーがー」なのでした。

写真は、沢登りの一場面です。

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