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今日は、≪懲戒処分も分限処分も停職も許さない 12.26都庁前one day action≫の日です。8時から都庁でビラまきです。去年持ってきた「自由」の障子紙のぼりも一緒です。マイクを持って、都庁に出勤する皆さんに「君が代」に起立しなかっただけで首にするということについて語りかけました。届いたかな?

ビラまきを終えてから、何人かの方と一緒に都庁の展望台に上がりました。なるほど、こんな景色なんだね。富士山が雲に隠れているけれど、何となく雲が取れそうな感じ。しばし待ちながら、同じようにカメラを構える方とおしゃべりしました。朝起きて、空を見て、「!」と思ったら、高齢者パスで都庁に来て、カメラを構えるのだそうです。明け方前に車で山梨方面に行くこともあるそうです。ミニアルバムの写真も見せてもらいました。途中、外国語を話す観光客のシャッターを押したりしながら、のんびりした時間を過ごすことができました。結局富士山は見えずしまいでしたが、展望台に上がってよかったな。

いつもの議場前の歩道で、語ったり歌ったりです。僕が、一番目。いつもの調子のおしゃべり。おばあちゃんの話。昔からのまんまでいいって話。それからギターとハーモニカと鈴と歌。オリジナルのオープンDの奴。うーむ、緊張したなー。短かったから、また後でやってね、と言われ、よっしゃーと切り替えます。

今日は、晴天なんだけど、うんと寒いです。しかも風がある。のぼりをしっかり揚げ続けるのは厳しいですなー。いろんな方のお話を聴き、歌に踊り、笑い、鈴でリズム取ったり。久しぶりの方、初めての方、いろんな方と話をして、嬉しい気持ちです。さて、昼前にまたまた出番。ほやの話。食べ物の好き嫌いの話。歌は、みんなが知っているほうがいいかなと思い、急遽チューニングも換え、ブルーハーツ「青空」。無理してハーモニカも入れたので、余裕なしでしたなー。

お昼ご飯は、都庁の食堂。竜田揚げ定食は売り切れ。都庁ラーメンを食べました。いろいろおしゃべりをしました。さて、食後は新宿駅西口です。たくさんの仲間が、署名を取ったり、ビラをまいたり、マイクを持って語ったり。僕は、ここでもほやの話をして、歌わせてもらいました。ここでは、またオープンDのオリジナル。マイクを通すと、どうしても勢いつけてしまうんだけど、1オクターブ高く始めてしまって、いやはや大変でした。途中で音を下げるのもナンだなーと、頑張っちゃったけど、お聞き苦しく申し訳ございませんでした。連れ合いぴよさんがよく言うところの「雄叫び系」になっちまったなー。

都庁に戻り、今度は教育委員会への申し入れです。10階214室。たくさんの方が申し入れ行動に参加していて、嬉しかったな。僕も申し入れをしました。昨日の早朝、急いで書いたものです。昨年は質問状として、筆ペンで書いたのですが、今回はワープロ印字の要求書。気を付けたのは、教育委員さん全員用に宛名を替えて、複数枚用意したということです。担当職員に教育委員全員に渡すことを念入れ、読み上げて、渡しました。

2008年12月26日

東京都教育委員会
□□  ○○○ 様

要求書

僕の住所 僕の名前

 私は、宮城県で公立小学校の教員をしている者です。子どもたちがのびのびと成長できるよう、毎日職務に専念している自負を持っています。私は、宮城県の子どもたちだけではなく、東京都で育つ全ての子どもたちも、一人ひとりの尊厳を軽んじられることなく、試行錯誤しながら、のびのびと闊達に成長していくことを、望んでいます。

 しかし、東京都の学校では子どもたちはのびのびと育まれているか、疑問です。なぜなら、教職員がのびのびと教育活動をすることができないからです。会議で発言をする自由も、病気で休む権利もなくされ、その一方でたくさんの要求をされながら、どのように職務に専念していけるでしょうか。
 子どもたちは、大人を見て学びます。のびのびと自由闊達な大人からではなく、ぎすぎすと閉塞している大人たちから、子どもたちは何を学ぶのでしょうか。

 子どもたちが朗らかに成長していける環境を整備することこそ、教育委員会の責務です。そこで、次の4点を要求します。

1 これまで東京都教育委員会に寄せられた
  要求書・質問状・手紙などに全てを読むこと。
2 要求書・質問状・手紙などの内容について、
  他の教育委員と話し合うこと。
3 「君が代」に不起立した教職員への処分を行わないこと。
  根津公子さん、河原井純子さんたちへの解雇処分を行わないこと。
4 10.23通達及び7.15分限対応指針通知を撤回すること。

以上

都庁の部屋から出ると、夕焼けの富士山が見えました。Kさんとおしゃべりしながら、みんなが集うところに行きました。人が増えていました。また歌と語りです。ああ、僕たちは素手だなーと感じました。暴力じゃない。武器もない。校長の言うことをきかなかったら首... 校長も教育委員会の言うことをきかなかったら大変... そんなびくびくは、学校をよくしないです。今日、あらためて感じました。そして「闘い」って言葉について考えました。武器も金・財産も特権も持たない人は「闘う」けれど、持っている人は弾圧するだけ。「闘い」って、常に力持つ者への「抵抗」なんだろうなーって。だから、小泉元総理が靖国参拝して「内心の自由」なんて言うのは、ヘンだったんだって。そんなこと、都庁前の寒い夜、人と人との繋がりの温かさを感じながら、思ったのでした。

仲間と新宿で食事をしました。またまた遠回りぶらぶら散歩。歌舞伎町のネオンの中を歩きホテルに戻りました。缶酎ハイ飲んで、シャワー浴びました。なんかとてもほっとした気持ちでいました。連れ合いぴよさんが眠ってから、ホテルの自動販売機のあるところにエレベーターで行きました。缶酎ハイを追加ですな。くっと飲んで、布団に入りました。

そして深夜、猛烈な腹痛! 急に来た! 内臓が金属で作られたマシンに掻き混ぜられる感覚。どうしようもないパニック。たぶん「死ぬー!」とか恥ずかしげもなく言っていたと思います。映画「東京タワー」の樹木希林さんが演じていた癌の症状のような様子だったと思います。いわゆる白目を剥く状態だったはずです。トイレで座ります。どのくらいどんなふうにもよおしたか、記憶にないです。走るのが得意じゃない子がマラソンした後のように、はーはー言いながら、トイレに座っていた記憶はあるのですが、いわゆる「生きた心地がしなかった」というどうしようもない感覚のまま、ベッドとトイレを行き来しました。ああ、独りじゃなくてよかった。ぴよさん、いっぱいいっぱいありがとう。

写真は、今日の都庁前です。

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