昨日へ     2008年12月29日   明日へ

パレスチナの続報です。


==8==送信日時:2008/12/29 13:25ガザより(7) 今のところ無事だが・・・
私も家族も無事だが、緊張が続き疲労している。自家用発電機のトラブルのせいで、依然、電気なしの状態。2時間前、隣接するビルがヘリから小規模なロケット砲で攻撃された。標的は7階のアパート。私のアパートは4階だ。それから、通りの向かいにあるビルの5階のアパートも攻撃された。耐え難い状況だ。住民は正真正銘のパニックに襲われている!昨晩、F16型戦闘機がアル=アクサー衛星放送局を攻撃した。同局は粉々になり、周囲のビルも多くが居住不可能になってしまった!ビルの持ち主も住人たちもよそへ移らなければならない!シファー病院の向かいにある小さなモスクも粉々になり、その攻撃のせいで周りの住宅も深刻な被害を受けた。私の友人の家もその一つだ。何が起きたのか、言葉では言い表せないと?! ?[この文字化けは「彼」と思われる(寺尾記)]は言う。彼の家は重篤な被害に見舞われた。56歳になる姉は重傷を負った!さらに英国の委任統治時代に英軍が建設した庁舎(アル=サライヤ)もやられた。標的になったのは刑務所だった。収容されているのは政治犯や一般の囚人だというのに!メディアは死者280名と報道しているが、シファー病院で医師をしている友人の一人は、死者は約500名に達し、負傷者も1000人以上にのぼるという!ラファの国境地帯でも攻撃はエスカレートしている。トンネルを破壊するための作戦が展開されているのだ。何百人ものパレスチナ人が怒涛のようにエジプト国境に徒歩で押しよせているが、エジプト人官憲の発砲に遭って、誰もエジプト側に入れないでいる。


==9==件名:ガザより(8)送信日時:2008/12/29 13:26
数分前、複数の地点を狙ってまた空襲があった。死傷者多数。うちの窓ガラスも砕け散った。税関事務所と入国管理事務所も先刻、破壊された。飛行機やヘリがまだ上空で作戦を継続中。


==10==件名:ガザより(9) 破壊 送信日時:2008/12/28 11:48
F16型戦闘機がガザ最大の、公安関係のビルを破壊した。アラファトの身辺警護のためにEUが建設した一群のビルだ。4発のミサイルを受けてビルは粉々になった。各地の警察署も攻撃され、今日、すべて破壊された。230もの地点がイスラエル軍用機の標的になっているという話だ。今日の攻撃で、子どもを含む大勢の民間人が死傷した。ラファの国境地帯ではパレスチナ人が一人射殺された。さらに発砲があり、エジプト人官憲が一人撃ち殺された。国境の状況も悲惨だ。イスラエルによる地上攻撃もありうる!


==11==件名:ガザより(10)Date:Mon, 29 Dec 2008 21:40:22 +0900 攻撃さらに

昨晩、ガザ市内だけで20ヶ所が空襲された。爆撃について私が知るかぎりのことをお伝えする。

1.自宅近所に3回目の攻撃。元公安局。うちミサイル1基が不発のまま、自宅アパートのあるビルの正面、救急ステーションから数メートルのところ、に落ちる。

2.ガザのイスラーム大学の主要校舎二つが粉々に。建物の一つは実験室棟、もう一つは講義棟。いずれも地上4階、地下1階建て。

3.ビーチ難民キャンプ、イスマーイール・ハニーエ氏の住まいの隣家が空と海から同時攻撃され崩壊。

4.モスク2つが空襲され粉々に。中にいた10人が死亡、うち5人はアンワル・バルーシャ氏の娘たち。自宅が危険なのでモスクに避難していたのだろう。これで、破壊されたモスクは計6つに。

5.内務省のパスポート局の建物も今朝、破壊された。

6.文化省のビルも今朝、こなごなに。

7.首相執務室のビルも空襲され完全に破壊。

8.民事行政の主要ビルも完全破壊。

9.地元メディアが報道していないため私が把握できていない複数ヶ所に何度かの攻撃が実行されている。夜間、ヘリコプターが複数回にわたり攻撃するのを目撃。

10.ジャバリーヤ青年スポーツセンター(UNRWAの施設)が、空から直撃された。

11.サライヤ政府センター近くの空き家が空襲され破壊。

12.ゼイトゥーン地区で移動中の車体が攻撃され破壊、男性2人、子ども1人が死亡。

13.下校途中の高校生の姉妹2人が、空爆を受け死亡。

14.いつかの警察署が再度、攻撃される。

15.イスラエルはジャーナリストおよび記者に対し自宅もしくはオフィスにとどまること、従わない場合は攻撃目標にすると公式に伝達。ガザで起きていることをメディアに報道させないためだ。

16.病院二つが標的に。ファタ病院はまだできたばかりで操業していなかったが、空から攻撃された。もう一つのほうは小さな個人経営の病院。テル・エル=ハワーのアル=ウィアム病院も標的にされた。

17.ベイト・ハヌーンの庁舎も昨晩、破壊された。

18.ラファの自治体のビルも昨晩、破壊された。

19.ラファの庁舎も昨晩、標的にされた。

20.ラファのハシャシュ地区が昨晩、二度にわたり攻撃された。いずれもミサイル2基によるもの。2回目の着弾で周囲15軒の家々が破壊される。

21.ゼイトゥーン地区のグランドにミサイル一基、着弾。

22.ラファ国境地帯にある40個のトンネルに対し空から攻撃、トンネルすべてを破壊。

23.ビーチ難民キャンプの警察署、完全に破壊。

24.旧エジプト・ガザ総督の邸宅も空と海からミサイル攻撃を受け完全に破壊。


続報
ガザの負傷者のための民間協会が破壊された。ガザとハーン・ユーヌスにあるアル=ファラフ慈善協会の二つの建物も破壊された。


続報2
数分前、ウンマ大学の新しい小さな校舎が1棟、攻撃を受け、破壊された。


とりあえず駐日イスラエル大使館に電話をしようと思います。よい人殺し・素晴らしい人殺し・認められる人殺し・子どもたちに恥ずかしくない人殺しなど、ひとつもないのだということ。まさに暴力とは、小さい大きい関わりなく、こういうことなんです。

イスラエル国大使館
Embassy of Israel in Japan
〒102-0084 千代田区二番町3
電話:03-3264-0911
特命全権大使:ニッシム・ベン=シトリット 閣下
His Excellency Mr. Nissim BEN-SHETRIT

今朝こんな夢を見ました。

どこかから帰宅。その家は、旭町の家。白猫がいっぱいいる。家ではなくて、車庫のところに止めたキャンピングカーかもしれない。小さい猫もいっぱいいる。全部しっかり飼わなくてはいけないと決意したところで、とても小さい白猫が皿の水に溺れて死んでいた。もっと早くに帰ってきたらよかったのに。ごめんなさい。

写真は、26日に都庁の展望台から撮った家々です。たくさんの人が、生きているんです。

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