今日は、教職員組合の定期大会の日です。今年は、電車で仙台に向かいました。途中、仙台市市民活動サポートセンターで、集会案内ちらしを印刷し、時間が迫っていたので、珍しくタクシーに乗り、会場に向かいました。ちょうど始まるところでした。例によって、執行部席の前あたり、最前列に座る僕でした。ちょうと2mくらい前に委員長。
議事運営委員が進め方の説明をしました。僕は、修正案の取り扱いについて質問をしました。これまで、僕としては理不尽な経験をしたことがあるので、そうならないように、確かめたのです。進め方の説明ですから、質問したり、意見を言うことは保証されていると思っていたのですが、僕に対するヤジが聞こえてきます。スムーズな運営を妨害しているかのようなヤジでした。僕は、穏便に話しているんですけどね。
大会の詳細についてはここでは書きません。午前最後の質疑で質問をしました。3分でした。僕が提出した修正案は6本。修正案は8ページの冊子にしました。その表紙に載せた各修正案の趣旨は、こんな感じでした。
○修正案1(議案書p2)教育活動に上意下達は馴染みません。(「主幹教諭」について)
○修正案2(議案書p9)いじめは許しません。
○修正案3(議案書p12-13)情勢に対する主体性
○修正案4(議案書p13)何より免許更新制度の撤廃に向けた具体的な方針を
○修正案5(議案書p16)教職員評価制度にどのように反対するか
○修正案6(議案書p16)一人ひとりの持ち味が大切なんです。修正案の説明は持ち時間3分でした。討論での発言も3分。いつものことですが、短い時間しかないんです。チン!って鳴らされたくて、腕時計をストップウオッチモードにして、それをちらちら、それでも早口モードにはならないように発言しました。修正案は、どれも少数否決。ま、慣れているけれど、慣れきってはいません。そして、慣れちゃったらいけないだろうな。
僕の発言に怒号のような独り言を発していた方がいました。発言しながらなのでよく聞き取れなかったのですが、僕の訴えは組合を壊してしまうかのような言葉だったように聞こえました(違っていたら、ごめんなさい)。僕は、「反対」と文字では記載されていても何もしなければ、教え子を戦場に確実に送ってしまうだろうと考えます。だから、具体的なアクションをしていこうと呼びかけるのですが、それは組合を破壊する行為であるかのように取られていて、とてもとても悲しい気持ちでした。意見の違いから、新たな知恵を生んでいくのが民主主義なのではないかと、とても孤独でした。僕は、誰も否定していないし、否定するような権力も持たないんだけど、一人の存在としての僕が邪魔であるかのような、そんな時間。孤独なのですが、全国にはあちこちには、同じように孤立しつつも迎合せずに、闘っている仲間がいるってことに、心の芯のあたりを温めつつ、前途は多難。けれども、あきらめないと誓うのでした。僕にヤジを飛ばしていたある方が、マイクを持って発言するとき、僕のことを批判していました。早口で荒く話していて、むしろほっとしました。ヤジだけでなく、ちゃんと言ってくださって、感謝という気持ちですね。共に、学校現場をよりよいものにしていきましょう!
今年もまた、いや今年はより一層、空しく悲しい気持ちに陥りつつも、まだまだ先は長いぞ!と言い聞かせつつ、明るいうちに帰宅するのでした。
写真は、14日長野・別所温泉の蓮の上で休んでいたトンボです。