昨日へ     2009年09月09日   明日へ

今日は、松島自然の家に出かける日です。10時に到着予定なのですが、学校から松島(野蒜)までは比較的近いので、かなりゆったりの朝。わくわくする朝。バスで出かけるってとき、見送りに来たおうちの方に「忘れてるよー」と、届けられたのは僕のカメラバッグと帽子でした。いやはや、すみませんです。バスの中、わいわい話しながら、すぐに松島自然の家。天気は晴れ。

オリエンテーションを終えて、泊まる部屋にカバンを移動させたら、さあイカダ作りです。木製のすのこのようなものの下に、漁業用の浮きをロープで括り付けます。22名の5年生は4チームに分かれ、それぞれのイカダを作るんです。やっぱり結ぶという技は、身に付ける機会をちゃんと作ってあげなくちゃいかんようですなー。右往左往、試行錯誤して、まあ大丈夫かな?って出来上がり。お昼ご飯をイカダの回りで食べて、青空の下ごろごろしたり、走り回ったり。

1時になり、イカダを太平洋に運びます。まずは、ライフジャケットの付け方を教わります。そして、イカダをリアカーに積みます。リアカーを引いて、嵯峨渓遊覧船乗り場に向かいます。遊覧船乗り場を越して、砂浜へ。ライフジャケットを装着し、いよいよ太平洋に漕ぎ出します。おどおどしていたのは、最初の3分でしょう。後は、もうすごいことになっていましたよ。飛び込むことを楽しみ、流されることに歓声を上げ、海の中で足が付かないことにはしゃぎ、どんどん沖に行きたがったり! 始める前に、監視船の漁師さんが「風が強いのでどんどん流されないように付いていたほうがよいですよ」と言われたものの、いわゆる手に負えない状態でした。岩を掴んで、切り傷を作る人もいましたが、砂にまみれたり、カニを捕まえたり、クラゲを取り囲んだり、いやはや満喫でした。風が強いものの、なんてったって、青空と太陽が味方してくれたなーって感じでしたな。

またリアカーにイカダを載せて、自然の家に戻りました。浮きなどを外し、そしてドラム缶風呂にざぶん。これがなかなかいい絵でした。ふー、楽しかったね。着替えたら、今度はキャンプファイアーの準備。

夕べのつどいは、N小の5年生と一緒でした。新たな友だちを作れるといいなーって気持ちです。食堂で夕飯を食べました。何ともいつもよりもハイテンションなみんな。いろんなおしゃべりをしましたよ。

キャンプファイアー。これまで何度も自然の家への引率をしてきていますが、初日のキャンプファイアーは初めてですね。たいていは、2日目なんです。こういうプログラムの編成については、自然の家と利用団体(学校)が相談して決めるんですが、利用団体が多い場合は、自然の家の割り振りに従っています。ちなみに、みんなが心配しているナイトハイクは、明日の晩。僕としては、むしろよかったなーと思っています。
「遠き山に日は落ちて」で、火の神、火の子を迎え、友情と勇気を誓い合い、そして点火。「ビリーブ」を歌いました。そして、スタンツ。4チーム、それぞれに火の回りで楽しみました。喧嘩スタンツ、こち亀、早口言葉なまむぎ先生、長縄パントマイム...。アドバイスした通りに、他のチームや先生方を無理やり飛び入りさせるところもあり、なかなかでしたなー。最後は「勇気100%」を歌いました。歌い終わってからは、しばし語らいタイム。火を囲んでしゃべったり、懐中電灯を持って、暗がりに冒険してきたり...。ああ、よい夜です。

お風呂タイム。僕は、いつものように少年たちと入ります。去年行った花山の自然の家と比べると、うんと狭い風呂ですが、それゆえにいろいろと語り合うことができたかもしれません。
みんながお風呂から上がったところで、ロビーで反省会。しおりに、今日のことを振り返ってメモします。友だちの様子なども書きます。教室での授業と同じように、集めて、3人分紹介して、交換、コメント付け。しおりが戻ったところで、もういっちょ書きます。今ごろ、君たちの家では、どんな様子か。どんなことを話しているか。みんな、書くときは、しーんと集中して書くんです。遠くに少しだけ波の音。

10時消灯でしたが、いやはや予想通り、しゃべっていたり、廊下に出ていたり。仕方なく、叱ったり、諭したり。物音一つひとつが全部気になり、あんまり眠れない夜でした。

写真は、イカダで遊ぶ5年生です。

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