昨日へ    2009年11月18日   明日へ

少年時代の僕は、とてもとてもネガティブでした。それは、小学校教員をしている大人の僕としてはまさに「反面教師」です。しんどく、いびつで、不健康な少年だったゆえに、今、子どもたちと向き合う仕事をしているのだと、心から感じています。そう子どもたちにも話したりします。

具体的なこととして、先日思い出したのは「未来の絵」を描いた小学4年生のときのことです。僕は、重苦しいねずみ色で空を覆い、戦車を描きました。人がいっぱい死んでいるのを描きました。好きになれなかった担任に「戦争になるから」と言葉少なく話した記憶があります。友だちが少なく、しかも自分自身も好きになれなかったあの頃、きっと全てに抗いたい気持ちだったのだと思います。今にしてみれば、あらまー甘えたいのねぇ〜ってな感じなんですけどね。おそらくその絵は、父さん母さんには見せなかったと思います。そんな絵を見せることは、親を悲しませることで、僕が最も避けたい悲惨な場面だったからです。いやはや、思い起こすと、いろんなことがあるもんですなー。

写真は、15日の石狩の浜です。よい波です。

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