昨日へ    2011年01月07日   明日へ

押入れの向こうに自殺した中年男性の腕がある。閉まってた襖が少しあいている。
という夢を見ました。

出勤して、会議。午後は、デスクワーク。ふーっとため息。

夫婦別姓を選べない制度は憲法に違反していると裁判に訴えるという件が、新聞に載りました。なるほど。ちょうど、「別姓通信」の105号の編集を終えようとしてたところだったので、いやはや発行ギリギリでの編集変更。この裁判についても、文章を載せました。こんな感じです。

行動の生活習慣病

 塚本さんたちの起こした裁判には、とても大きな意義があります。それは、民法改正を謳っていた政党や、「そんなことよりも重要なことがたくさんある」と忙しそうにし続けている国会議員たちを動かす、まさに「民意」の現れとしてです。それともう一つ。「王様が裸であっても、王様の耳がロバの耳でも、まあ実害がないや...」とか、「どうせ無駄だから...」と、自分の思いや考えをアピールすることをさぼる習慣が身に付いている私たちに、やれることはいろいろやろうや!とエールを投げてかけてくれたことです。
 「選択的夫婦別姓の法制化を目指します」と言いながら、さあ私たちは何をしてきたんだろう...そう振り返ります。確かに、国会議員選挙のときは候補者に質問状を出したり、相談に応じたりはしてきましたが、ありとあらゆる手段を!ではなかったです。今回裁判を起こした塚本さんたちに敬意を評すると共に、共に進んでいきたいと思っています。
 しかし実のところ、この裁判で勝利判決が出ると、ぱっと民法が改められ、すっかり性別による差別がなくなり、いじめも嫌がらせも一瞬に消える...ということは、ないです。残念ながら、裁判の判決とは、それが違憲判決であっても、しょせん判決に過ぎません。大きな効力を持ちながら、それが自動的に素晴らしい状況をぱぱっと提供してくれるものではない。違憲判決を力に、新しい民法をよりどころに...やっぱり一つずつの事柄・出来事に向き合い、知らんぷりしない暮らし方をしていかなくては、世の中は暮らしやすくならないでしょう。裁判だけにお任せすることはできません。

 小学校教員をしていてよく言われますことがあります。「小学校なら、体育も子どもたちと一緒にやったり、休み時間に遊んだりするでしょ。運動不足ではないよね」って。何の話題のときかと言えば、健康談議。答えは「体育するのは子どもたちで、私はさせるほうだからねぇ。休み時間も○つけや連絡帳の返事書き、業者への支払いや、子どもの話聞くのやらで、運動なんかできないよ」。仕事で理不尽なこともいっぱいあり、ついお酒も飲みます。胴回りは太くなる一方です。不規則な生活です。子どもたちに「規則正しい生活をしなさい」なんて言えません。そんなわけで、私は生活習慣病の病人と言えます。肝臓とか、かなり蝕まれています。まずいなぁ〜。でもね、そんな毎日を過ごすことに慣れると、そのまんまなんです。不満も不安もあるけれど、まさに「習慣」になちゃっているんです。ああ、毎日の生活を見直さなくては! 分かっちゃいるけど...なかなかやめられない...そのまんま...
 さて、皆さんは、生活習慣病ではありませんか。飲み過ぎとか運動不足の話ではないんですよ。自分の思いや考えを表現していますかということです。見て見ぬふりをしたり「どうせ無駄だから...」と自分の力を自ら失わせたり、係分担ではないと誰かに押し付けたり...していませんか。理不尽なこと、差別・いじめ・嫌がらせを、そのまんまにしていませんか。もしもそんな日々をトレーニングしていると、きっと知らんぷり生活が習慣化しそうです。あなたの体だけでなく、社会もそんな知らんぷり「生活習慣病」に冒されるとするなら、それはそれは取り返しがつかなくなっちゃいそうです。
 裁判を起こすことだけでなくても、きっと暮らしやすい日々を作ることはできます。いえ、一つずつの事柄・出来事に向き合ったり、知らんぷりしない暮らし方をせずには、決して世の中は暮らしやすくなりません。塚本さんたちの裁判を支援しつつ、あなたも一つずつ誰か任せにしない暮らしをしていきましょうね。

ちなみに、「別姓通信」は、別姓を考える会の機関誌です。写真は、元旦の月浜の波です。

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