昨日へ    2011年06月19日   明日へ

今日は「こどもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク」第一回健康相談会、すべての原発をとめよう福島デモに、参加するために、東北本線で福島に向かいます。福島の高校演劇の公演が今日ということも聞きました。興味津々。ジャンベを背負って電車に乗りました。

「こどもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク」のことは、みやぎの養護教諭の仲間から聞きました。山田真さんたちが頑張っているから、ぜひ来てねという話でした。僕に何ができるか分かりませんが、山田さんたちが頑張っているとなると、隣県の教員としては黙っているわけにはいきません。

仙台で電車を乗り継ぎ、福島行きに揺られます。かつて白石で7年間暮らしていた僕としては、仙台から白石までの車窓は、とても懐かしいものです。白石駅から少し行くと、かつて暮らした借家が見えます。ああ、山が近くてよかったなー。越河の山を、電車はうんしょうんしょと登ります。そして、貝田。ここも、懐かしいです。青春時代の一コマ。霊山が見えます。藤田の駅。ああ、あの頃から20年? 電車の中ではあったものの桑折で放射線量を計りました。やはり高いのでした。でも、日常的な風景が続くのでした。

東福島で電車を降りて、「こどもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク」第一回健康相談会会場に向かいます。宮城県の教員とということを話しました。知っている顔ぶれがあり、一緒に身体測定の手伝いなどしました。そのうち、教育相談もしましょうということなり、学校に関わる相談を受ける仕事をすることになりました。

放射能被爆から疎開転校しての悩みなど聞きました。学校が話をよく聞いてくれない福島市内の中学校のことも聞きました。ライターさんたちといっぱい話しました。東京から来ていた仲間とおしゃべりしました。ここでは詳細には書けませんが、話を聞くという仕事(僕の存在意義)ゆえ、とても充実でした。重くもありました。結局、すべての原発をとめよう福島デモには間に合わず、健康相談会の片づけまでいました。

会場を出て、福島駅に行きました。すぐに仙台行きがありました。福島駅内のとある雨どいの下で、放射線量測定をしたら、それはそれはおどけでない数値! 驚きました。測定の度に、場所・モニターの数値を、デジカメで記録しています。時刻記録できてよいです。位置記録はできませんが。

途中、白石で下車して、うーめん屋さんでご飯を食べました。またまた電車に揺られて帰宅。学校で子どもたちに「マルモ見なよ」って言われまくるので、見ました。今日、福島でいろんなお話聞いてきた僕としては、放射能汚染の事態にマルモは、どんな行動をするだろうって、そんなこと考えるのでした。

写真は、電車から撮ったもの。貝田から藤田までの途中です。

昨日へ      明日へ

はじめのページを新しく開く