昨日へ    2011年07月05日   明日へ

今日の6年生の理科では、吸水実験をしました。セロリに吸水実験用のインクを吸わせたのです。葉っぱの気孔の学習でした。写真で見るだけでなく、ちゃんと実験するのって、忙しいとさぼりがち。去年までの自分の取り組みに反省しきりの今年です。

昼から休暇を取りました。帰宅して、電車で福島に向かいます。今日は、「避難の権利」集会in福島があるんです。《「避難の権利」集会in福島 自主避難に求められる補償と行政支援 「避難の権利」確立に向けて》(主催:子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク福島老朽原発を考える会(フクロウの会)国際環境NGO FoE Japan)です。

被爆をしないように、マスクを着用するとか、窓を締め切るとか、長袖長ズボンを着るとか、いろんなことが言われますが、僕にはそれらはとても難しいことと思えます。だって、夏が来るのです。暑い夏。子どもたちは、外でいろんなことをして遊びます。遊びたいです。遊ばせたいです。それらを禁止ばかりするわけには...いきません。だから、教職員組合の定期大会で、避難・疎開についての修正案を出したりしたのです。子どもたちだけでも、夏の間だけでも、危険な場所から遠ざかること、安心して外遊びができること、これは大切!って感じるのです。そんなわけで、「避難の権利」という文字を目にして、行こう!と思い、休暇を取ったのでした。

福島に着いて、時間がありました。福島交通に乗って、飯坂温泉に向かいました。白石で暮らしていたとき、しょっちゅう入っていた飯坂温泉。あの頃は、50円でした。福島交通の電車に乗るのは、初めてでした。小学生が乗ってきて、電車の中がぱっと明るくなりました。地元の電車。ふるさとって感じですね。

飯坂温泉に着いて、うろうろと散策です。波来湯が新しくなっていて、驚きました。橋は変わりませんね。鯖湖湯が新しくなったのは、知っていました。けれども、向かいの屋敷が観光用になったのは、知りませんでした。鯖湖湯に入りました。おじいさんが2人。お湯は、熱くなかったです。温度計が設置されていて、驚きでした。おじいさん方の話を聞いていました。南相馬からの避難の方、会津の方でした。お互い、震災のことを静かに語っていました。僕は、静かに聞いていました。大変なことが起きているんだと、あらためて感じました。

やっぱり温泉はいいですね。さっぱりしました。ただのお湯ではないんだな。自然に感謝です。飯坂にありがとうです。

電車で福島に戻りました。高校生のおしゃべりが響いていました。駅の豚カツ屋さんでカツ丼を食べて、タクシーで福島県青少年会館に向かいました。南福島駅に近いようですが、遅刻したくないと思ったのです。

福島県青少年会館の「避難の権利」集会in福島の会場に入りました。初めは参加者が少ないかなと思ったのですが、結局満席になりました。主催者のレクチャーは、とても明解で分かりやすいものでした。コミュニティーがバラバラにされないで、避難先でサテライト学校・地域を作る話は、僕がイメージしていものと同じでした。僕には、幸か不幸か子どもがいません。僕は、今通う学校の子どもたちと一緒に疎開して生活全般も支える仕事をすることになるかもしれない...と、イメージしているんです。希望するわけではないです。親と一緒のほうがいい。もともとの家で暮らしているほうが絶対にいい。動物と一緒に暮らしていたのが、引き離されるだけで、かなりのダメージ。けれども、放射線をこれからも引き続き浴び続けるには限界がある。ましてや、線量の高い福島県内の子どもたちは。

集会を終えて、歩いて駅に行こうと思ったものの、暗い中よく分かりません。仕方なく、近くのスーパーに行き、タクシーを呼びました。福島から新幹線に乗り、東北本線の電車に揺られ、遅くに帰宅したのでした。

松本龍大臣の事務所に、抗議メールを送りました。「復興相の発言に、がっかりさせられました。改めていただきたく、これを書いています。「寄り添う」というなら、現地のことを理解してください。乱暴かつ失礼な言い方をやめてください。報道を規制しないでください。」

写真は、今日の鯖湖湯です。

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