昨日へ    2011年10月24日   明日へ

今日の図工(小学5年生)は、風神雷神の二回目。先週、縦横94cm100cmの障子紙に墨で風神雷神を描きました。今日は、それを水で深めます。僕自身が墨で絵を描くときは、次の3段階で進めます。墨で描く、水で描く、着色する。今回は、水で描く段階です。

紙コップおよそ3分の1くらい水を入れます。墨汁に筆をぽちゃっと浸けて、紙コップの中へ。その墨付き水で、前回描いた線に深みを与えるんです。影を付けるというよりは、深みを付けるって感じ。これも、ぱぱっと見本見せたら、おお〜!と、だいたい了解。みんな、がんがん描きます。えーい!面倒だ!と、コップの水をだだだー!と掛けて、手で広げたりします。筆でぱっぱっと飛ばしたりします。すると、みんなすぐに解放された表情で、はしゃいで創作没頭。背景の部分を墨で落とすと、手前の風神雷神がぐっと前に出てきます。墨付き水の濃さは様々ですので、あっという間に真っ黒になる作品も現れます。でも大丈夫。乾くと、思ったより濃くはないものです。

水で描くとき、僕はいつも丸木俊さんの言葉を思い出します。「私が描いた線を、位里がどんどん墨に沈めていくんです」って話。確か「原爆の図」を回顧してのインタビューか何かです。墨に沈めて、ああ!やっちまったー!って思って、その後で深い中から蘇ってくる線・姿が、僕はとても好きなんです。ああ、今日も5年生と図工ができて楽しかった! 感謝ですなー。

写真は、今日の5年図工の様子です。

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