昨日へ    2011年12月27日   明日へ

マカオのホテルで目を覚ましました。食事は、ホテルのバイキングです。リッチです。いろんなものを少しずつ食べました。ライチがとても美味しかったです。広東語を何とか話すことはやめ、英語を使うことにしました。ま、何とかなるものです。レストランの外にはプールがありました。さすがに入っている人はいません。テラスから見おろすのは、大きな川。大きな漁船が整然と停まっていました。川の向こうは、中国大陸です。北上川くらいの幅ですが、僕がここを越えるには、またパスポートを示さなくてはなりません。

食事を終えてから外にでることにしました。お父さんお母さんとぴよさんが一緒。僕は、別行動。どうしましょう、どこへ行きましょう。ホテルのフロントでバス料金を聞きました。遠くまで行くと6.4ドル(パタカ)、その手前だと4.5ドル(パタカ)、近郊だと3.2ドル(パタカ)の3段階らしいことが分かりました。Lサイズ、Mサイズ、Sサイズってな感じ。小数点以下については「あなた(旅行者?)は、払わなくて大丈夫」ようなことを言っていました。うーむ、僕の英語力も適当なものです。バスでは両替ができないので、小銭があることを確かめて、バス停に向かいました。行き先は、とりあえずコロアンです。ザビエル由来の教会に行ってみようと思いました。

セナド広場前のバス停に立ちました。26番のバスを待ちますが、なかなか来ません。いろんなバスが来るのですが、20分しても来ないです。どうしようか、やめようかと思ったところで、バスが来ました。ほっとしました。乗り込んで車窓を見ていて、あれ?と思いました。僕が想定した方面と逆、北に向っています。まあいいかと思って揺られていきました。結局、港みたいなところで下ろされました。ありゃまー。ここは、どこ? 遊具がいっぱいあり、大人がトレーニングしています。犬の散歩をしている人もたくさん。バスは何台か停まっていますが、発車する様子は全く見られません。こりゃ困ったぞ。

地図を見て、何となく沙梨場北街のように思われました。歩いて戻るには遠いですな。かと言ってタクシーを使うのもなんだかなー。しばらくベンチに座って、思いにふけっていたら、小さなマイクロバスにお客さんが乗っているのが見えました。26と書いてあります。走っていって、運転手さんに聞きました「コロアン?」 運転手さんは何も話さずに頷きました。僕は、バスに乗り込み、一番後ろの席に座りました。後ろのドアの横に、進行方向に90度回転した一人掛けの席がありました。バスの後ろの窓から、風景がいい感じに見えます。風景が見えるのはいいのですが、いやはやサスペンションががたがたな。アナウンスもなく、ガンガンと走るバス。いやはや旅気分が盛り上がります。マカオタワーを見上げ、橋を渡り、タイパの街を抜け、マカオ空港で飛行機を眺めました。山道行って、1時間ほど掛かったでしょうか。着きました。全員下ろされて、コロアン到着なのでした。台湾に行ったとき訪れた淡水を思い出しました。

海です。ほっとしました。犬がうろうろしていました。小さな道を選んで歩きます。公衆トイレがあったら、とりあえず必ず入ります。旅先で最も心配なのはトイレが見つからないことですから。トイレありで道に迷うことと、どこにいるか分かるけれどトイレが見つからないことでは、圧倒的に後者が嫌です。狭い路地を曲がったら、むこうに人が食事している様子が見えました。きっとあっちに教会などがあるのでしょう。行ってみたら、ザビエル由来の教会がありました。小さな広場の食堂前では観光客がにぎやかにご飯を食べていました。中国語と英語とその他の言葉が聞こえますが、日本語は聞こえなくて、なんか嬉しかったな。教会に入りました。こじんまりとした奥に、空色に塗られた壁。そこにキリストさん。きれいでした。隣の部屋には、インド洋を中心とする世界地図と、教会学校の様子の写真が展示されていました。教会を出て、何か食べようかなと思い、みなさんが食べているものをきょろきょろ見渡しましたが、おいしそうなものが見つからず、何か頼むのはやめました。そしてまた、小さい路地を歩き、犬に話しかけたりしました。もちろん、英語で。

さて、バスで戻ろうと思いましたが、バスに2回乗って、小銭が足りません。紙幣じゃだめなんです。仕方なく、コインをゲットするために、買い物しましょう。八百屋さんがあったので、オレンジを買いました。4コで10ドル(パタカ)。おつりをもらって、もう少しコインにしてちょうだいとお願いしました。サンクスでした。バス停そばのベンチでオレンジを食べました。ちょうどよかったな。食堂で麺などを食べるほどじゃないんだけど、水+アルファがほしかったところでしたから。

バスが来ました。来るときとは違い大きなバスでした。運転席近くで立っていました。しばらく走ってから、あるバス停で中学生くらいの女の子が二人乗ってきました。始めにお金を払うのですが、乗って発車して、お金を払うところで、一人の子がお金が足りない様子。運転手さんとあれこれやりとりしています。表情や語気、広東語の熟語の音を何となく漢字に訳すのですが、困った様子には変わりありません。紙幣を受けとる様子のない運転手さん。ならば僕が両替すれば済むかなと思って、話しかけました。あなたの紙幣を、私のコインとチェンジしたら、問題はなくなるんじゃない?って。彼女たちは、苦笑いしながら、お財布の中身を広げました。根本的にお金が足りないのですね。「and...」と、ガム1枚。そして、大げさに落胆していました。6ドル(パタカ)くらいカンパしようかと思いましたが、ごめんなさいねって言っているところに無理したら、ますます怪しげなおじさんになるので、そのまま。何とかなったでしょうか。

バスがトンネルを出たところで、観光客らしき人が何人か降りました。僕も降りてみることにしました。もう街中に戻ってきたし、きっとトンネルなら地図で見つけやすいはずです。現在位置がはっきりしていれば、何とかなるはず。降りてみて、近くに砲台があることが分かりました。行ってみましょう。また径を選んで、猫がいないかきょろきょろしながら歩くのでした。しかし、猫は見当たらず、犬の散歩ばかり見るのでした。砲台には観光客がいっぱいいました。写真を撮っているカップルが多く、「ツーショット写真、撮りましょうか?」って話して、シャッター押したり感謝されたりしました。砲台から世界遺産のポール天主堂が見えたので向かいましたが、小さい径を行くうち方向を失いました。ま、それもよしです。ホテルに5時には戻る約束なので、ホテルに戻ることにしました。

ホテルでシャワーを浴びて、洗濯をしました。そして、お父さんお母さんぴよさんと食事に出かけます。大きなカジノのあるハデハデなホテルの中の麺やお粥を食べる店に向かいます。カジノは、イメージした通りでした。緑のマットの前でまさにポーカーフェイスのディーラー。わざとらしいほどに、そっとそっとカードをめくって見て放り投げるお客たち。一獲千金とは、九百九十九捨千金に等しいのでしょう。でも、人は夢見るのです。安心安全とは言えない日々こそが日常ですから、ギャンブルもまた日常。けれども、金持ちのリスクと庶民のリスクとには、大きな溝がきっとある。そんなこと、感じるのでした。というのも、お客の皆さんは決してゴージャスな様子ではなく、サンダル履きでパチンコしているおんちゃんたちと変わらないように見えたものですから。
麺やらお粥、青菜など食べました。青島ビールを飲みました。英語の日々に随分慣れました。とっさに英語が出るようになったことがとても嬉しいです。ホテルの前の池では、華々しい噴水ショー。夜咲く華。タクシーでホテルに戻り、眠ったのでした。

写真は、ホテルの部屋(13階)から見るマカオ市街です。

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